F1王者メルセデス、2022年型マシン『W13』を初始動、動画を公開「新しい時代が今、始まった」

 メルセデスF1チームは、2022年型マシン『W13』を初始動、その様子を示す動画を公開した。

 2021年に8年連続F1コンストラクターズチャンピオンに輝いたメルセデスは、ファクトリーでW13のファイアアップを行い、その瞬間の様子を12月23日にSNSを通して披露した。2022年型車のパワーユニット始動を公開したのは、10チーム中メルセデスが初。チームは、この動画に「F1の新しい時代が今ここでスタートした」というコメントを添えている。動画にはマシン等は映っておらず、主に作業に取り組むスタッフたちの様子が紹介されている。

 2022年に新技術レギュレーションが導入され、F1は新たな時代を迎える。各チームのマシンはこれまでとは大きく異なるものになるため、それぞれが2021年の早い段階からニューマシン開発に重点を置いて、リソースを注いできた。パワーユニット(PU)に関しては2022年から2025年までレギュレーションが凍結され、2026年に新世代パワーユニットが登場する予定となっている。

 2021年、メルセデスはルイス・ハミルトンによるドライバーズタイトル獲得はならなかったが、2022年には再びダブルタイトルを狙って戦う。ハミルトンのチームメイトには、バルテリ・ボッタスに代わり新たにジョージ・ラッセルが起用された。

2021年F1第22戦アブダビGP メルセデスチームの記念撮影

 合同テストは2月の末に予定されているため、各チームの新車発表は2月中旬に行われるものと予想される。2回のテストの後、3月20日にバーレーンで2022年開幕戦が行われるスケジュールとなっている。

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