「これはグアバ。4種類ありますが、それぞれに美味しいですよ。甘みがあって、トロピカルフルーツならではの匂いが特徴ですね。中南米のスーパーでは100円以下で売られているのをよく見かけました」
ときわミュージアム(山口県宇部市)内にある「世界を旅する植物館」。来館者のガイドなどを務めるコンシェルジュの小林果也さんは、熱帯地方の植物の特徴などについて、自身の経験をちょこっと織り交ぜながら紹介しています。
小林果也さん
東京から移り住んで2年。「未知の世界が好き」という小林さんに館内を案内してもらいながら、仕事の喜びなどについて聞きました。
熱帯雨林から砂漠まで、世界中の植物の生育環境を再現
館内は熱帯アジア、アフリカ、南アメリカ、ヨーロッパなど8つのゾーンに別れ、各地域の気温や湿度が再現されています。天井を覆い尽くすほどの鬱蒼とした葉っぱが茂っているかと思えば、次のゾーンはサボテンが並ぶ乾燥地帯と、まったくの別世界に様変わりします。
「植栽されている植物は約8300株。各ゾーンにシンボルツリーがあります。熱帯アメリカは、このパラボラッチョです」
「この花は、ヘリコニア・ロストラタ。中南米では玄関のロビーなどに飾ってありました」
「こっちの木の上のほうに見えるのは、パパイヤの実です。現地ではフルーツサラダにしてよく食べていました。でも、単体だと私はあんまり美味しいと思わないんですよね」
小林さんのガイドの面白さは、こんなふうに個人的な体験をプラスして伝える点にあります。
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大学で中南米の社会や文化を学んだ後、実際に足を運んで体験。
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