劇団四季 新作オリジナルミュージカル『バケモノの子』舞台セット,コンセプトアート公開

劇団四季の新作オリジナルミュージカル『バケモノの子』の一端が垣間見える、舞台セットのコンセプトアート(作:装置デザイン 石原敬氏(BLANk R&D))が公開された。

JR東日本四季劇場[秋]にて、2022年4月30日に開幕するミュージカル『バケモノの子』。
劇団四季史上、最大規模の新作オリジナルミュージカル。
原作は、2015年公開の細田守監督による大ヒットアニメーション映画「バケモノの子」。細田監督の拠点であるスタジオ地図作品のミュージカル化は本作が初となり、また、この『バケモノの子』で、四季は国産ミュージカルとして最大級の長期公演に挑戦する。
公開したコンセプトアートは、バケモノの世界・渋天街の舞台装置について、「少年・蓮(九太)がこの舞台上の街に迷い込んだら…」というコンセプトで、本作の装置デザインを務める石原敬氏がビジュアルイメージを描画。九太目線で捉えられた、バケモノたちが住む「異世界」が、鮮やかに表現されている。
かつてないスケール、新作オリジナルミュージカル『バケモノの子』。
劇団四季の超大作は、2022年2月5日よりいよいよチケット発売開始。

<装置デザイン 石原敬氏(BLANk R&D)より>
“渋天街”を舞台美術として描くにあたり、最も意識したことは「バケモノたちが住む、文字のない異世界」であるということでした。私たち人間は文字や記号を頼りに、つまりは「視覚」で情報を得て物事を判断しています。それでは、文字に頼らないバケモノたちは、何で判断しているのだろうか。それは、“五感”ではないかと。特に都会にいると忘れてしまいがちな自然の匂い。食べ物に限らず花、土、布、それぞれの持っている匂いで、街を溢れさせたいと考えました。また、私たちが生きている世界では、構造物として、一面青色という場所は身近にありません。真っ青で囲まれた空間を渋天街のモチーフにすることで、お客様を異世界に引き込むことができたら、とても嬉しく思います。

<ストーリー>
この世界には、人間の世界とは別に、もう 1 つの世界がある。バケモノの世界だ。
バケモノ界・渋天街では、長年バケモノたちを束ねてきた宗師が、今季限りで神に転生す
ることを宣言。強さと品格に秀でた者があとを継ぐしきたりがあり、数年後に闘技場で催さ
れる試合で、次の宗師を決めることとなった。候補者は、とにかく強いが乱暴者の熊徹と、
強さも品格もあわせ持つ猪王山。次期宗師争いは、いよいよ本格的になろうとしていたが、
熊徹は、宗師より、弟子を取ることを課せられてしまう。
その頃、人間界・渋谷。9歳の少年・蓮は、両親の離婚で父親と別れ、母とも死別。ひとり ぼっちの日々を送っていた。
行くあてもなく途方に暮れていたある夜、蓮は、弟子を探していた熊徹と出逢い、渋天街 に迷い込む。独りで生きるための「強さ」を求めて、蓮は熊徹の弟子となることを決意。「九太」という名前を付けられることとなった。
当初はことあるごとに、ぶつかり合う2人だったが、奇妙な共同生活と修行の日々を重ね て互いに成長し、いつしかまるで本当の親子のような絆が芽生え始める。
一方、猪王山にも、九太と同世代の息子・一郎彦がいた。父の存在が、何よりの誇りであ
り、父のようになりたいと願う一郎彦。しかし、いっこうにバケモノらしいキバが生えてこ
ないという悩みを抱き続けていた。
時は流れ、九太と一郎彦は青年へと成長。17 歳の九太は、熊徹の一番弟子としてその強さ を知られるようになっていたが、バケモノと人間のあいだで「自分は何者か?」と揺れ動い ていた。ある日、偶然人間界に戻った九太は、高校生の少女・楓と出会って新しい世界を知 り、自身の生きる道を模索していく。
やがて訪れた次期宗師を決する闘いの日。人間とバケモノの二つの世界を巻き込んだ大事
件が起きてしまう。
皆を救うために、自分にできることは何か――熊徹と九太、それぞれに決断のときが訪れる。

__<概要>
__三井不動産創立80周年記念公演
劇団四季オリジナルミュージカル
『バケモノの子』
公演期間 会場:
2022年4月30日(土)開幕 JR東日本四季劇場[秋]
発売日:
一般発売 2022年2月5日(土)午前10時
「四季の会」会員先行予約 1月29日(土)
予約方法: ネット予約 SHIKI ON-LINE TICKET http://489444.com (24時間受付)
直接購入:
劇団四季専用劇場チケットボックス(一部除く) 他
問合: 0570-008-110

公式HP:https://www.shiki.jp

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