JR九州 長崎県内4駅が無人化 西諫早、高田、道ノ尾、彼杵で2022年3月

 JR九州は23日、6県の29駅を無人化すると発表した。このうち長崎県内は西諫早、高田、道ノ尾、彼杵の4駅。沿線の少子高齢化や新型コロナウイルス禍などに伴う乗客減が理由で、2022年3月12日のダイヤ改正に合わせて行う。
 同時に「みどりの窓口」など切符の販売窓口を48駅で廃止。県内では喜々津、長与、川棚、竹松の4駅が対象になる。販売窓口の営業時間も多くの駅で短縮する。一連の取り組みで数億円のコスト削減効果を見込む。
 同社によると現在、管内568駅(県内37駅)のうち無人駅は304駅(同20駅)。2020年度の1日乗車人員を見ると、道ノ尾は950人で管内139位。西諫早は897人、高田は478人。彼杵は実績公表対象の上位300駅に入っていない。
 県内で販売窓口の営業時間を短縮するのは7駅。このうち長崎駅(現在・午前5時40分~午後9時55分)は午前7時~午後9時に短縮する。佐世保駅(現在・午前5時45分~午後8時45分)と諫早駅(現在・午前5時50分~午後10時10分)はどちらも午前7時半~午後7時にする予定。
 無人駅や販売窓口の営業時間外でも切符は駅設置の券売機で購入できる。
 また、乗降に介助が必要な場合、現在の電話などに加えて、インターネットでも申し込めるサービスを2022年夏ごろ導入すると発表した。


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