【新型コロナ】オミクロン株、神奈川県内で初確認 30代男性が感染疑い

オミクロン株の感染疑いが確認されたことを公表する県の担当者=24日午前、県庁

  神奈川県は24日、米国から帰国した県内在住の30代の男性が新型コロナウイルスのオミクロン株に感染した疑いがあるのを確認したと発表した。疑いを含め、県内でオミクロン株感染の確認は初めて。県は市中感染ではないとしている。

 県によると、男性は22日に発熱の症状が現れ、県内の感染症指定医療機関の個室に入院している。軽症という。ワクチンを2回接種済みだった。居住市町村は公表していない。

 18日に米国から家族2人とともに帰国し、21日まで検疫施設に滞在。飛行機の同乗者でオミクロン株に感染した疑いのある人が確認されたことから、濃厚接触者として21日以降は県内の自宅で待機していた。公共交通機関を使わずに帰宅し、待機中は外出していないという。

 23日に医療機関を受診し、新型コロナ陽性と判明。県衛生研究所はオミクロン株の可能性が高いとして、詳しく調べるためのゲノム解析をしている。

© 株式会社神奈川新聞社