優秀なメジャーリーガーを輩出している大学 MLB公式サイトが特集

メジャーリーグ公式サイトのポール・カセラ記者は、優秀なメジャーリーガーを輩出している大学のトップ10を独自に選出して紹介する特集記事を公開した。カセラ記者は「完全に主観的なランキング」と前置きしているが、輩出したメジャーリーガーの人数だけでなく、殿堂入り選手やオールスター選手の人数など、様々な要素を考慮し、また直近の成功例が多いほど有利になるようになっているという。ちなみに、カセラ記者が選んだトップ10のうち6校から殿堂入り選手が輩出されている。

1位にはアリゾナ州立大学が選ばれた。殿堂入り選手はレジー・ジャクソンだけだが、通算762本塁打のメジャー記録を持つバリー・ボンズを筆頭に、イアン・キンズラー、ダスティン・ペドロイア、サル・バンドー、リック・マンデー、ボブ・ホーナーといった好選手を次々に輩出。ポール・ロデューカ、ジェイソン・キプニス、アンドレ・イーシアーらもオールスター・ゲーム選出の経験がある。質量ともに1位に相応しい顔ぶれと言えるだろう。

2位は南カリフォルニア大学。ランディ・ジョンソン、トム・シーバーと2人の殿堂入り投手を輩出し、マーク・マグワイア、フレッド・リン、デーブ・キングマン、バリー・ジート、ブレット・ブーン、アーロン・ブーンらも同校の出身である。3位はミシガン大学。殿堂入り選手はチャーリー・ゲーリンジャー、バリー・ラーキン、ジョージ・シスラーの3人で、ビル・フリーハン、ジム・アボット、スティーブ・ハウ、現役ではリッチ・ヒル、ジェイク・クロネンワースらを輩出している。

4位のバンダービルト大学は殿堂入り選手こそいないものの、近年はデービッド・プライス、ソニー・グレイ、ウォーカー・ビューラー、ダンズビー・スワンソン、ブライアン・レイノルズといった好選手を次々に輩出。5位のルイジアナ大学も殿堂入り選手を輩出していないが、DJ・レメイヒュー、アレックス・ブレグマン、ケビン・ゴーズマン、アーロン・ノラらが現役で活躍中だ。

6位はロジャー・クレメンスを生んだテキサス大学オースティン校(殿堂入り0人)、7位はミネソタ大学(殿堂入りはポール・モリターとデーブ・ウィンフィールドの2人)、8位はトニー・グウィンを生んだサンディエゴ州立大学(殿堂入りはグウィンだけ)、9位はカリフォルニア州立大学ロングビーチ校(殿堂入り0人だがジェイソン・ジアンビ、エバン・ロンゴリア、トロイ・トゥロウィツキーらを輩出)、そして10位には選手層こそ薄いものの、エディ・コリンズとルー・ゲーリッグという2人の殿堂入り選手を輩出したコロンビア大学がランクインした。

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