年末年始の手土産に!9種のフレーバーが香る『落雁 諸江屋』の彩格子

石川県の味覚が満載!おしゃれスイーツから星付きレストランのスペシャリテまで、喜ばれること間違いなしの手土産を紹介する「手土産のススメ」

今回ご紹介するのは、ひがし茶屋街の格子所をモチーフにした金沢らしい和菓子『落雁 諸江屋』の彩格子です。

ひがし茶屋街の街並み

茶席を彩る、伝統菓子。

金沢といえば茶道が盛んな土地。美しい着物姿での茶会が日常的に開かれ、一般人でも気軽に楽しめる茶席が数多く設けられるなど、街のそこかしこで茶道と触れることができます。

そんな茶の湯の文化と密接な関係にあるのが『落雁 諸江屋』。1849年の創業以来、落雁をはじめとした気品あふれる銘菓の数々が、多くの茶席を彩ってきました。

東山ギャラリーエッジ

今回ご紹介する「彩格子」は、ひがし茶屋街を拠点に北陸のモノづくりを発信するセレクトショップ『東山ギャラリーエッジ』の限定品。購入できるのも同店舗のみとなります。ということで、お店を直撃してみました!

蔵付きの町屋を改装した店内には、エッジの効いたアイテムがずらり。なかには筆者があまりの美味しさに衝撃を受けた「近岡屋の柚子ポン酢」もありました。ワンランク上の手土産を探している人には、ぜひおすすめしたいお店です。

工芸品から美術品、食品まで、こだわりの品揃え。

「落雁がもつデザインの美しさを現代風にアレンジしたのが彩格子。これまで落雁を食べる機会の少なかった、若い人たちにも馴染みのあるフレーバーを取り入れています」と話すのはマネージャーの髙橋裕惠さん。

それでは実際に、食べてみましょう!

繊細な口溶けと上品な甘さ。

落雁 諸江屋「彩格子」2,268円

落雁とは、うるち米などの穀粉に砂糖や水あめなどを入れて練り、木型に押して乾燥させた菓子のこと。打ち物や打ち菓子とも呼ばれ、仏前へのお供物としてもよく利用されています。

そうした伝統的な和菓子の価値観を、現代のライフスタイルに落とし込んだのが「彩格子」。

城下町・金沢の街並みをイメージし木型を作成。小さな落雁の中にもしっかりと角の立った格子戸は、熟達した職人のなせる業。東山ならではの格式の高さが見事に再現されています。

パッケージには「GOOD楽(LUCK)」の粋なメッセージ。

見た目にも美しいカラフルな色彩は味わいにも反映。

黄:レモン
茶:ココア
薄茶:ほうじ茶
紫:ブルーベリー
水色:ラムネ
ピンク:イチゴ
薄緑:青リンゴ
白:しょうが
緑:抹茶

といった感じで、より現代的なフレーバーが採用されています。

見た目の美しさと上品な味わいで、心まで満たしてくれる。
上質な加賀餅米や和三盆など、素材にもこだわり。
金沢の茶屋建築を象徴する出格子がモチーフとなっている。

実際に食べてみると、その繊細な味わいに感動。落雁が舌の上でスッと溶けて、品の良い甘さがフワッと口の中に広がる。天然素材からとったフレーバーもしっかりと主張して、これまでの落雁にはないワクワク感を感じることができました。これならお茶だけでなくコーヒーのお供にもぴったり。日持ちがするのもうれしいですよね。

金沢の伝統文化を現代に伝える『落雁 諸江屋』の彩格子。年末年始の手土産にいかがでしょうか?

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東山ギャラリーエッジ
石川県金沢市東山1-13-7
TEL.076-282-9909
営業時間/11:00~16:30(土日祝は10:30〜17:30)
定休日/火曜日、元旦
駐車場/近隣にコインパーキングあり
※こちらの情報は取材時点のものです。

(取材・文/ヨシヲカダイスケ、撮影/林 賢一郎)

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