神奈川県の黒岩祐治知事は24日、今年最後の定例会見に臨み、「新型コロナウイルスの対応に追われ続けた一年だった。第5波がなんとか収まったが、オミクロン株の登場でまだまだ気を抜けない中で一年を終えることになる」と述べた。
緊急事態宣言が発令される中で開催された東京五輪・パラリンピックについては「非常に苦しい思いだった。バブル方式など感染防止対策を徹底し、県内で大会関係者の感染が1人も出なかったことに胸をなで下ろした」と振り返った。
このほか、5年前に殺傷事件が起きた県立障害者施設「津久井やまゆり園」の再建、相模原市で発生した豚熱への対応なども挙げ、「いろいろなことがあったが、来年はいい年にしたい」と締めくくった。