デスクトップ・メタルと韓国産業技術研究院が提携し、韓国の中小企業への金属バインダージェット方式の導入を加速

デスクトップ・メタルのプロダクション・システムおよびショップ・システム・プラットフォームの導入により、韓国におけるAM技術の革新・開発・商業化を促進

ボストン & 韓国・蔚山広域市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- デスクトップ・メタル(NYSE:DM)と韓国産業技術研究院(KITECH)は本日、デスクトップメタル・ショップ・システム(Desktop Metal Shop System™)およびプロダクション・システム(Production System™)P-1プラットフォームの導入を皮切りに、韓国における付加製造(AM)の産業化と導入を促進するために提携したと発表しました。

KITECHは、韓国の中小企業を中心とした企業の製造技術の開発を促進するための有力な研究機関です。KITECHは、デスクトップ・メタルの最先端バインダージェット方式ソリューションを導入することで、自動車、消費者向け電子機器、重工業、石油・ガスの市場区分での使用事例に対応するために、これらの生産重視技術の中小企業への導入を促進できるようになります。KITECHはデスクトップ・メタルのソリューションを活用し、産業規模での部品製造や、さまざまなAMアプリケーション向け新素材の開発を行う計画です。

KITECHの3Dプリンティング製造プロセスセンターのプロジェクトマネジャーで上級研究員のChung-Soo Kim博士は、次のように述べています。「KITECHは、業界をリードする金属AMソリューションの導入で、デスクトップ・メタルと提携できることを大変喜ばしく思います。金属バインダージェット方式は、これまでにないスピードと低コストで部品を製造できるため、他のほとんどの金属AM技術を根底から覆すものです。バインダージェット方式の採用は、韓国のAM産業の開発環境に変化をもたらすでしょう。」

KITECHの3Dプリンティング製造プロセスセンター長で主席研究員のDong-Hyun Kim博士は、次のように述べています。「デスクトップ・メタルのソリューションを使用することで、レーザーを使用したAMソリューションの限界を超えて当機関の能力を拡大し、自動車、出荷建造物、石油・ガス、消費者向け電子機器など、韓国の重要産業の未来に大きく貢献することができます。 」

デスクトップ・メタルの創業者で最高経営責任者(CEO)のリック・フロップは、次のように述べています。「金属バインダージェット方式はアジア太平洋地域での採用に向けて機が熟しており、KITECHと提携して韓国でこの技術をさらに拡大できることを光栄に思います。私たちの共通の構想により、これらバインダージェット方式ソリューションの導入は、この地域におけるAM 2.0技術の革新・開発・商業化の触媒として機能し、世界の製造業の変革を加速させることになります。」

バインダージェット方式とシングルパスインクジェット技術の発明者が生み出したプロダクション・システムは、デスクトップ・メタルが特許出願中のシングル・パス・ジェッティング(Single Pass Jetting™、SPJ)技術を採用した産業用製造プラットフォームです。従来の粉末床溶融結合法AM技術の最大100倍の速度を達成し、従来の量産技法に匹敵するコストで年間最大数百万個という量の部品を製造できるよう設計されています。このプラットフォームは、プロセス開発/連続生産アプリケーション向けのソリューションであるP-1と、最終用途部品向け大判量産ソリューションであるP-50という2種類のプリンター機種で構成されています。プロダクション・システムは、デスクトップ・メタルの加工バインダー材とオープン・マテリアル・プラットフォームを組み合わせたもので、顧客は金属射出成形業界で使用されているのと同じ低コストの金属粉末を使って高性能な部品を製造することができます。不活性な処理環境により、高機能合金に加え、アルミニウムやチタンなどの反応性金属粉を含め、さまざまな材料に適合しています。

バインダージェット方式の市場で最も先進的なシングルパス・プリント・エンジンを搭載したショップ・システムは複雑な最終用途の金属部品を製造するためのターンキーソリューションであり、従来の製造方法や同価格帯の従来のAM技術と比較して、わずかな時間とコストで製造できます。このシステムには、印刷から焼結まで、機械工場がバインダージェット方式を始めるために必要なすべての機器が含まれており、さまざまなビルドボリューム構成で処理能力を拡張できるよう設計されています。さらに、ビルド準備と焼結シミュレーションのためのデスクトップ・メタル製ソフトウエアと、並外れた部品品質と再現性を実現するために最適化された金属粉末とプロセスパラメーターを組み合わせることで、企業は数週間や数カ月ではなく、数日でバインダージェット方式を容易に開始することができます。

デスクトップ・メタルの金属バインダージェット技術の詳細情報については、www.desktopmetal.comをご覧ください。

韓国産業技術研究院(KITECH)について

韓国産業技術研究院(KITECH)は1989年に設立され、生産技術の開発と応用を支援し、国際的な中小企業を育成することで、韓国の産業開発に寄与するための真摯な努力を傾けています。中小企業への技術の移転・普及、当院の技術・人材・インフラストラクチャーを活用した技術支援、中小企業が経験する技術的困難を克服するための技術開発、需要志向の生産技術の徹底的な研究を手掛けています。詳細情報については、https://eng.kitech.re.kr/main/をご覧ください。

デスクトップ・メタルについて

米マサチューセッツ州バーリントンを拠点とするデスクトップ・メタルは、高速プロトタイピングから大量生産まで、幅広い3Dプリンティングソリューションのポートフォリオで製造業の変革を加速しています。高度製造・金属学・ロボット工学のリーダーらが2015年に設立した当社は、付加製造を世界中のエンジニアと製造業者にとっての必須ツールとすべく、スピード・経費・品質で達成されていない課題に取り組んでいます。デスクトップ・メタルは、世界経済フォーラムから世界で最も有望なテクノロジー・パイオニア30社の1社に選ばれ、MITテクノロジーレビュー誌による最もスマートな企業 50 社リストに指名されています。また、2021年にはファスト・カンパニー誌の「デザインによるイノベーション賞」を素材部門で、「技術における次なる目玉」を持続可能性部門で受賞しています。詳細情報については、www.desktopmetal.comをご覧ください。

デスクトップ・メタルは将来見通しに関する記述

本プレスリリースには、連邦証券法の意味における将来見通しに関する記述が含まれます。将来見通しに関する記述は一般に、「信じる」、「予測する」、「期待する」、「見込む」、「見積もる」、「意図する」、「戦略」、「将来」、「機会」、「計画」、「かもしれない」、「はずである」、「予定である」、「だろう」、「となるだろう」、「継続するつもりだ」、「結果が~となりそうだ」といった言葉や、これらに類する表現で識別されます。将来見通しに関する記述は、現在の期待や仮定に基づいての将来の出来事に関する予測、見積もり、その他の記述であり、その結果としてリスクや不確実性を伴います。この文書に記載されている将来見通しに関する記述と実際の結果が大きく異なる場合の原因となり得る要因が多くあります。これらには、デスクトップ・メタルが米国証券取引委員会に提出した文書に記載されているリスクおよび不確実性が含まれますが、これらに限定されるものではありません。これらの提出文書では、実際の出来事や結果が将来見通しに関する記述とは大きく異なる場合の原因となり得るその他の重要なリスクや不確実性について確認するとともに、これらへの対処について述べています。将来見通しに関する記述は、その記述がなされた時点までのことにしか言及していません。読者は将来見通しに関する記述を過度に信用しないようご注意ください。デスクトップ・メタルは、新たな情報、将来の出来事、その他の結果にかかわらず、これらの将来見通しに関する記述を更新または修正する義務を負わず、またその意図もありません。

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