長崎県内自治体の給与水準「適正」 国家公務員指数 全国平均下回る

県内地方公務員のラスパイレス指数

 長崎県は24日、県内自治体の一般行政職の給与水準(4月1日時点)をまとめた。国家公務員を100として算出した「ラスパイレス指数」は、21市町の平均が前年同期比0.2ポイント減の97.9で、全国平均を1.1ポイント下回った。県市町村課は「3年続けて100を超えるところはなく、おおむね適正な給与制度の運用がなされている」としている。
 同指数は、職員構成を学歴別、経験年数別に区分し、地方自治体の職員構成が国の職員構成と同一と仮定して算出する。
 県内の市町で指数が最も高かったのは、西海市の99.7(前年同期比0.2ポイント増)。松浦市が99.6(同0.3ポイント増)、西彼時津町が99.2(同0.5ポイント減)で続いた。
 最も低かったのは壱岐市の96.2(同0.1ポイント減)だった。
 県の指数は昨年と変わらず98.2で、47都道府県では42番目。静岡が102.2で最も高かった。県内13市の平均は97.9(全国市平均98.8)、県内8町の平均は97.8(全国町村平均96.3)だった。

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