25日(土)は次第に冬型強まり寒気南下 日本海側は大雪に警戒を 週明けにかけて強烈寒波襲来 太平洋側も寒さ厳しく

 25日(土)は次第に冬型の気圧配置が強まり、28日(火)頃にかけて強い冬型の気圧配置が続く予想。日本付近の上空にはかなり強い寒気が流れ込み、居座る見込みだ。
 北~西日本日本海側を中心に大雪となり、北日本を中心に猛吹雪などに警戒が必要となる。太平洋側も週明けにかけて寒さが厳しくなり、水道管の凍結するような冷え込みとなる所もありそうだ。

25日(土)の天気 日本海側で雪の範囲広がり降り方強まるおそれ 吹雪く所も

 きょう25日(土)の午前中は、低気圧の影響などで、日本海側だけでなく関東など太平洋側でも雨や雪の降った所があった。
 午後は、北海道付近を低気圧が南下し、東海沖と三陸沖の低気圧がそれぞれ発達しながら東へと進む見込み。
 日本付近は次第に冬型の気圧配置が強まり、上空には強い寒気が流れ込みそうだ。

 日本海側では夜にかけて雪の範囲が広がり、北陸から北海道では雪が続いて風も強まり吹雪く所がある見込み。山陰から近畿にかけても、雨が次第に雪へと変わり、夜は降り方が強まるおそれがある。
 一方、九州や四国から北海道の太平洋側は晴れる所もあるが、夜にかけて近畿や東海、関東の沿岸部などでにわか雨やにわか雪に注意が必要。
 また、全国的に次第に北寄りの風が強まりそうだ。

25日(土)の気温 北日本は各地で真冬日に 路面凍結注意

 最高気温は各地で前日より低く、北海道や東北北部では広く日中でも0℃未満の真冬日となりそうだ。引き続き、路面の凍結などに注意が必要。
 一方、東・西日本の太平洋側では13℃前後とこの時期としては気温が高めだが、夜は寒気が流れ込むため冷え込みが強まりそうだ。

週明けにかけて日本海側中心に大雪・猛吹雪に警戒 太平洋側も水道管の凍結などに注意

 その後も、28日(火)頃にかけて強い冬型の気圧配置が続き、上空には今季一番の強烈な寒気が流れ込む見込みだ。
 北~西日本の日本海側を中心に、太平洋側でも山地を中心に大雪となる予想。平地でも大雪となるおそれがある。積雪や路面の凍結による交通への影響などに警戒が必要。

 また、北日本を中心に26日(日)にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹いて猛吹雪となるおそれがある。
 26日(日)にかけて予想される最大瞬間風速は、北海道で35メートル、東北で30メートルと、何かにつかまっていないと立っていられないくらいの暴風が吹くおそれもある。最新の交通情報に注意し、外出が危険な場合は無理をせず計画を見直すなど慎重な対応が必要となりそうだ。
 また、停電のおそれもあるため、電気が使えなくても使える防寒器具等の準備もしておきたい。
 一方、太平洋側では関東の平野部を中心に冬晴れが続くが、寒波の影響で週明けにかけて寒さが厳しくなる見込み。東~西日本の内陸部でも、朝の最低気温が-4℃を下回って水道管が凍結するような冷え込みとなる所がありそうだ。
 日中の最高気温も各地で10℃に届かず、北風も加わり数字以上に寒く感じられそうだ。冷え込みや寒さへの備えが必要。

(気象予報士・宮崎由衣子)

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