生活の知識 外国人学ぶ 小林市が日本語教室開講

小林市で暮らす外国人を対象にした地域日本語教室KIZUNA

 小林市内で暮らす外国人がより地域とつながることができるよう、市は「地域日本語教室KIZUNA」を開講している。5カ国18人が日本での生活について学びながら、地元住民との交流も楽しんでいる。
 文化庁の事業を活用し、2020年度に続いて実施。来年2月までの3カ月間、7回にわたって開催する。今月18日には「病院」をテーマに開き、体調の伝え方や薬の「食前」「食後」の意味などを勉強した。
 同市内の縫製会社で働くベトナム人技能実習生のチャン・ティ・ロックさん(24)は「方言も覚えられて面白い。学んだことを生かして宮崎のいろんな所に出掛けたり、同年代の友人をつくったりしたい」と話した。
 同教室では市役所での講義や市内散策などを通して、日本文化や防災など日常生活に必要な知識を学ぶ。回によっては市の地域日本語教育サポーター養成講座を受講した市民も参加し、交流を深める。

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