歌い継がれる名曲「星屑のスパンコール」少年隊は私たちにとって永遠の王子様!  1986年 9月1日 少年隊のファーストアルバム「翔 SHONENTAI」がリリース(星屑のスパンコール 収録)

植草克秀のディナーショーに錦織一清がサプライズ出演! 披露した曲は?

2021年12月12日。少年隊デビューから36周年を迎えたこの日、植草克秀のディナーショー『SHOW&TIME2021 Specialday!』に、錦織一清がサプライズ出演したというニュースが飛び込んできた。13年ぶりにステージで共演したかっちゃんとニッキが披露した曲は「君だけに」「仮面舞踏会」、そして「星屑のスパンコール」。

それを知り、このディナーショーに行かれなかった少年隊ファンで地団駄踏まなかった人はいないのでは。2020年に遅ればせながら、少年隊、そしてニッキ好きになった私でも、この3曲が久しぶりの共演で歌われた理由はなんとなくわかる。特に「星屑のスパンコール」は、シングルにはなっていなくとも、少年隊ファンの間ではスペシャルな曲なのだ。

少年隊からファンへのラブレター? 語り継がれる名曲「星屑のスパンコール」

「星屑のスパンコール」は、1986年にリリースされた少年隊オリジナルのファーストアルバム『翔 SHONENTAI』の収録曲。当時彼らにまったく興味がなかった私は、恥ずかしながら2020年にこの曲を初めて聴いた。

最初の印象は、「ふーん、ファンの妄想をふくらます、ベタベタのアイドルバラードだなぁ」。だが、2回、3回と聴くうちに、「少年隊からファン一人ひとりへのラブレターみたいな素敵な曲!」とコロッと変わり、のちにファンの間で名曲と語り継がれていることを知った。

お忍びで夜の街に繰り出し、ディスコで踊り明かし、偶然出会った “普通の女の子” と恋に落ちるアイドル。そして、またステージに立ち、ステージから客席の女の子を見つける…… というストーリーが描かれているのだが、これ、キラキラ王子様のような少年隊が歌うから、よりドラマチックになるのだ。

永ちゃんにあこがれ、「男は、作業服にボールペン差して、昼飯はそば屋でたぬきそばとかつ丼食ってるのがカッコいい」(※『昭和45年女』Vol.4 インタビュー記事より抜粋)と思っていたニッキ。 “ジャニーズのザ・アイドル” を演じる自分に相当違和感があったようだが、当時の映像を見ると、そんなことは微塵も感じさせないパーフェクトな王子様。

「星屑のスパンコール」の “普通の女の子” に、自分を重ねたファンはどれだけいたのだろうか。

永遠の王子様・少年隊は、映画「ローマの休日」のアン王女?

この曲を聴いてふと思い出したのが、映画『ローマの休日』。宮殿をこっそり抜け出し、初めてのショートヘア、スペイン広場でのジェラート、スクーターの二人乗り、船上パーティーでのダンスや乱闘など、ローマの街で冒険を繰り広げるアン王女。そして、“普通の男性” と恋に落ちるのだが、宮殿に戻り、記者会見の場で新聞記者である彼を見つける。いまさらストーリーを説明するまでもない名画の中のアン王女に、少年隊が重なるような気がした。

さて、ニッキとかっちゃんがジャニーズという宮殿を抜け出してから、もうすぐ1年。これから、彼らがどんな冒険を繰り広げるのか、私たちファンも楽しみでしょうがない。

共演した映像を見ると、バック宙はさすがにやらなかったようだが、二人とも当時の颯爽とした振付で見事に踊っていたのは、さすが。座っているときにはちょっとポッコリが気になったニッキのお腹も、ステージ上ではあら不思議、すっきり見える。それぞれのイメージカラーである赤ジャケット、黄ジャケットも最高にキマッていた。

やっぱり少年隊は、私たちにとって永遠の王子様なのだ。

カタリベ: 平マリアンヌ

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