県内企業のICT体験 長崎、きょうまでフェア

観光に活用するアプリについて説明する担当者(左)=長崎市、出島メッセ長崎

 情報通信技術(ICT)を活用した製品やサービスを体験できる「県政150周年記念 ながさきICTフェア」が25日、長崎市尾上町の出島メッセ長崎で始まった。26日まで。
 県民への周知や、県内の農業、漁業、土木など各産業とのマッチングを目的に県が初めて開催。県内企業や誘致企業、大学など43企業・団体が各ブースで最先端の技術を紹介している。商談コーナーもある。
 長崎市と包括連携協定を結んでいる地図大手ゼンリン(北九州市)は、独自の観光情報サイト「STLOCAL(ストローカル)」と来春リリース予定のアプリを使った取り組みを紹介。サイトで調べたエリアへのアクセス方法をアプリの地図で示して町歩きをサポート。将来は電子チケットを買えたり、歩いてためたポイントと土産を引き換えたりするサービスにつなげるという。
 長崎STEAMセンター(長崎市)のブースでは、eスポーツのライブ配信を体験できるコーナーを親子や学生が楽しんだ。長崎純心大3年の中川優里さん(21)は「芸能人が配信していたので興味があった。ほかにも県内企業の取り組みを知る機会なので就職活動に生かしたい」と話した。


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