【お手軽カセットガスストーブ】さすがのイワタニ! 電源いらず・コードレスの「風暖」を紹介

アウトドアライターの「かおる」です。キャンプ暦40年、今まで様々な暖房器具を使ってきました。焚き火台や薪ストーブはキャンプではずっと一軍で活躍していますが、アウトドアシーンでちょっと暖を取りたいとき、手軽な暖房としてぴったりなのが、イワタニ(Iwatani)の『風暖(KAZEDAN)』です。今回は、コードレスで電源いらずなおすすめカセットガスストーブ『風暖』をご紹介させていただきます。

手軽に取り入れられるカセットガスストーブ! Iwatani(イワタニ)の『風暖』とは

筆者撮影

『風暖(KAZEDAN)』とは、カセットコンロやカセットガス商品で有名なIwatani(イワタニ)が販売しているカセットガスストーブ。非常にコンパクトなCB缶を使用する、電源不要なファンヒーターです。

ヒーターと言えば灯油を入れる暖房機器を思い浮かべる方が多いと思いますが、この『風暖』、灯油を入れる必要もなければ、電池や電源すら必要ないんです。

今回は筆者も愛用するイワタニ風暖についてレビューしていきます。

【スペック】

  • 型式:CBGFH3(CBGFH3)
  • 本体サイズ(高さ×幅×奥行):438×319×260mm
  • 本体重量:約4.7kg(カセットガス含まず)
  • 適応畳数:木造:5畳まで、コンクリート:7畳まで
  • 本体材質:スチール、器具せんつまみ:ABS樹脂
  • 点火方式:圧電点火方式(ON/OFF式)
  • 発熱量:標準:約2.0kW 弱:約1.3kW
  • 連続燃焼時間 標準:約100分 弱:約150分

カセットガスストーブ・イワタニ『風暖』の魅力を一挙解説!

ここからは、カセットガスストーブ『風暖』の筆者が思う魅力を解説していきます。

『風暖』はカセットボンベで動くのがすごい!

筆者撮影

この『風暖』。燃料は灯油ではなくガス、カセットボンベを使用するのです

カセットボンベならどこでも調達可能ですので、アウトドアで使うのに最適です。しかも、灯油の様にススが出たり、匂いがすることもありません。

『風暖』は安心・安全対策が完璧!

さすがのメイドインジャパン、さすがのイワタニ。『風暖』には、不完全燃焼防止装置、立消え安全装置、転倒時消化装置、圧力感知安全装置、温度過昇防止安全装置など、5つの安全装置が搭載されているので、非常に安全です。

ひとつひとつ見ていきましょう。

  • 不完全燃焼防止装置:室内酸素濃度が低くなったとき不完全燃焼をする前にヒーターを自動的に消化します。
  • 立消え安全装置:使用中に日が消えてしまった時、自動的にガスが漏れ出ることを防ぎます。
  • 転倒時消化装置:倒れたり強い衝撃が加わったとき、自動的にヒーターを消化します。
  • 圧力感知安全装置:カセットガスが加熱され容器内の圧力が異常上昇したときに、自動的にカセットガスが外れ、ヒーターを消化します。
  • 温度過昇防止安全装置:点火しているにも関わらずファンが回らない時に本体が熱くなり続けることを防止します。

これらの装置が付いていることで、アウトドアでの使用も安心できますね。

『風暖』には電池も電源も必要ない!

筆者撮影

ファンヒーターやガスストーブと言えば、点火やファンを回すのに電気が必要だと思いますよね。「電源がないところでは使えない」のが常識だと思うのですが、この『風暖』、電源どころか電池すら必要ないのです

その秘密は、『風暖』本体内部に熱発電素子があり、それを使って本体内で発電しているというもの。だから電池や電源が必要ないのです。

外部電力ゼロだから、コードレスで便利。アウトドアでの使用はもちろん、非常時に「使えない!」となりにくいのも魅力です。

『風暖』はパワーが強力!

『風暖』はファンヒーターですから、あっと言う間にポッカポカに。

外気温0度でも、我が家のキャンピングカー※ なら1分程で上着が必要なくなるくらい暖かくなります。

最大発熱量は2.0kw(1720kal/h)。フジカハイペットの2.56kwと比べるとさすがに見劣りしますが、ファンで温風を遠くまで行き渡らせることができるので、普通のストーブより断然空間が暖かくなります。

ファンが回っているかどうかの確認は、動作確認ランプでできるので安心です。

※テント内や閉め切った車内での使用は禁止されています。キャンピングカーで使用する場合は、必ずドアや窓をあけた状態で換気を行いながら使用してください。

『風暖』は軽量コンパクト!

『風暖』のサイズは319x260x438mmとコンパクト。家の中でや屋外でも、電源が取れない場所で使うのに便利なのです。

『風暖』は使い方が簡単!

筆者撮影

使い方は簡単。カセットボンベを入れて点火ノブを回すだけでOKです!

平らなところへ置き、ノブを点火までひねり「パチパチパチ ボッ!」とカセットコンロを点火する要領で点火するだけ。50秒程すると暖かな風が前面から出てきます。

火力調整は、弱と標準の間が無段階調整になっていますので、必要な暖かさに調整することができます。

『風暖』をキャンプで使う上での注意事項

この『風暖』、電源が必要なく、カセットボンベで使えるレアな小型カセットガスストーブですが、安全装置が付いているとはいえ、ガスを燃やして熱を作っているため、密閉した空間で使うのは非常に危険です。

テント内での使用はもちろん、密閉された車中での使用や狭い部屋での使用も禁止されていますので、必ず換気のできる広い場所で、燃えやすいものから遠ざけて使うようにしてください。

今まで5シーズン程使っていますが、小型ながらそのパワフルさには驚いています。

筆者は、屋内で使用する場合、念のため一酸化炭素警報機を近くに置いて使用しています。

アウトドアや非常時にも大活躍する『風暖』 ぜひこの冬導入しよう

筆者撮影

電源・電池いらずなイワタニのお手軽カセットガスストーブ『風暖』。自宅での使用、アウトドアでの使用はもちろん、防災グッズとしても活躍してくれます。

みなさんも、この冬のアウトドアで導入してみてはいかがでしょうか?

▼こちらの記事もチェック▼

© ハピキャン