アルファードやエクストレイルがオススメ! モデル末期で年末年始にバーゲンセールされそうなモデル3選

年末年始商戦という言葉があるように、自動車販売の業界においてもやはり年末年始は新車購入ユーザーの書き入れ時のひとつとなっている。そのため、この時期になると新車ディーラーからお買い得車情報が掲載されたダイレクトメールが送られることも多く、読者の中にも受け取ったという人がいるのでないだろうか。年末年始は決算期に次いで大幅値引きが発生する可能性も高くなるのだが、さらにモデル末期の車種では更なる値引きが期待できる場合も珍しくない。そこで今回は大幅値引きも期待できそうなモデル末期のモデルをピックアップしたい。

日産 エクストレイル ガソリンモデル(2017年6月8日マイナーチェンジ)

1)250万円を切るコスパの良さが魅力! 日産 エクストレイル

現在販売されているモデルで3代目となるエクストレイルは、ガンガン使い倒すことができるクロスオーバーSUVとして「タフギア」というキャッチコピーでも知られるモデルだ。

ある程度余裕のあるボディサイズを持ちながらも250万円を切る価格から購入できるため、モデル末期であっても毎月新車販売台数ランキングのトップ50に名を連ねる安定した人気を誇っている。

現行型の日産 エクストレイル

ただ、すでに次期型になるであろう中国仕様の新型エクストレイルが12月頭から日産グローバル本社ギャラリーで展示されており、3代目エクストレイルが新車販売されるのはあとわずかであることは間違いない。

そのため現行型で大幅値引きを狙うのであれば、この年末年始がラストチャンスとなるかもしれない。

北米で販売されている日産 ローグ(日産 エクストレイル)

2)大幅値引きと残価設定ローンで通常より安く購入できるかも? トヨタ アルファード

もはやライバル不在と言っても過言ではない国産Lクラス高級ミニバンとなったトヨタ アルファード。兄弟車のトヨタ ヴェルファイアはトヨタディーラーの全車取り扱い化の影響でモノグレードとなってしまっているが、アルファードはモデル末期となった今でも販売台数ランキングのトップ10に入り続けている。

トヨタ アルファード

最も安価な仕様でも360万円ほど、売れ筋グレードでは500万円弱と決して安くはない……というよりハッキリ言って高級車の部類に入るモデルかつモデル末期にもかかわらずこの人気ぶりは異常と言いたくなってしまうほど。

そんなアルファードだけに値引きはさぞかしシブいだろうと思われがちだが、意外にも値引きが期待できるモデルだったりもする。そのため、年末年始の大幅値引きと残価設定ローンを組み合わせれば、思った以上に少ない出費でアルファードに乗れるチャンスもありそうだ。

大幅値引きが期待できるかもしれない

3)すでに次期型も発表! 現行型は最後のチャンスとなるホンダ ステップワゴン

FFレイアウトのミニバンの元祖とも言えるのが1996年に登場したホンダ 初代ステップワゴンだ。一時期はステップワゴン一強時代という時期もあったが、最近は他車のミニバンの勢いに押され気味となってしまっている。

そんなステップワゴンは現行型が5代目モデルとなるが、ホンダは先日次期型ステップワゴンが2022年春に登場するという情報とともにティザー画像を発表し、来年1月7日にジャパンプレミアを実施するとアナウンス。

ティザー画像が発表されたホンダ 次期型ステップワゴン

つまり裏を返せば現行型の5代目モデルはあとわずかで消滅してしまうことを意味しており、モデル末期であることは間違いない。

すでに一部グレードやカラーが選べないという情報もあり、オーダーストップとなっているという話もある。これが事実であれば、今後販売される現行型ステップワゴンは各販売会社が見込み発注で確保した在庫のみとなるため、タイミングが良ければ大きな値引きが期待できそうだ。

現行型のホンダ ステップワゴン

大幅値引きのためには複数店舗を回る必要もある!

このようにモデル末期の車種は大幅値引きが期待できるのだが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響などで半導体不足となっているのはご存知の通りで、自動車の生産も車種によっては予定通り進んでいないものもあり、大幅値引きが期待できない車種もあることには注意が必要だ。

ただステップワゴンのようにすでにオーダーストップがかかり、在庫のみの販売となっている車種については、新型が発表されるまでに在庫をさばきたいと販売会社は考えるため、いつもよりも好条件が出る可能性も高い。

オーダーストップがかかるモデルも増えていくだろう

そのため、大幅値引きを引き出すにはひとつの車種に絞るよりも、同ジャンルの他メーカーの車種同士で競合させるというのもアリだろう。大きな値引きを引き出すには、複数店舗を回る覚悟も必要なのだ。

【筆者:小鮒 康一】

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