上越地域 28日まで警報級大雪 関山で72センチの降雪

 上越地域は25日から26日にかけて、強い冬型の気圧配置と寒気の影響で降雪となり、平野部では今冬初の本格的な雪となった。引き続き28日まで山沿いを中心に警報級の大雪となる見込みで、新潟地方気象台などが注意を呼びかけている。

 上越地方は25日夜から26日午後まで大雪警報が発令された。26日午後4時時点の積雪量は上越市高田20センチ、安塚30センチ、妙高市関山86センチ、糸魚川市能生6センチ。関山では26日午前6時までの24時間降雪量が72センチを記録した。日中はやや勢いが弱まったが、断続的に降雪が続いた。

 気象台によると、26日午後6時から27日午後6時までの24時間降雪量の予想はいずれも多い所で平地25センチ、山沿い70センチとなっている。強い風にも注意が必要で、予想される最大風速は陸上13メートル(最大瞬間風速25メートル)、海上17メートル(同30メートル)。気象台は大雪や吹きだまりによる交通障害、落雷や突風などに注意を呼び掛けている。

平野部でも積雪。高田本町商店街ではアーケード内に吹き込んだ雪を除雪する姿が見られた(26日午前8時50分ごろ)

 上越市内では全域で除雪車が出動。小康状態となった26日午前は自宅や店舗前で雪かきをする姿が多く見られた。上越市本町3の雁木通りプラザでは職員が施設前のアーケード歩道を除雪。点字ブロックやバス停を中心に歩く場所を確保していた。職員の男性は「安全確保を最優先。様子を見ながら除雪をしていく」と話していた。

© 株式会社上越タイムス社