“レインメーカー”オカダ・カズチカは戦ってきた選手のお陰で築き上げてこれた!

26日、都内の幻冬舎で新日本プロレスのオカダ・カズチカが25日に発売された『「リング」に立つための基本作法』の発売記念トークセッションを行い、オカダの人生の極意や、1月4・5日に東京ドームで開催される「WRESTLE KINGDOM 16」のIWGP世界ヘビー級選手権試合への意気込みを語った。

会場に登場したオカダは「みなさんこんにちは!新日本プロレス、レインメーカー・オカダカズチカです。ドキドキしております」と緊張している様子。さっそく、この本の構成を担当した神館和典から、本に掲載されている撮りおろし写真について聞かれ「当日は大雨だった、(愛車)フェラーリーも出しても(雨で)写真が撮れるのかな!?」と心配だったそうだが、現場について「メイクなど準備が終わり外に出たら雨が止んでいた!」と当時を振り返り、撮影中には虹も出たと撮影秘話を明かした。

また、撮影時の衣装は全部自前だが、撮影の前にミニマリストに目覚め、ほとんどの私服を処分してしまったそうで、撮影には「家にあるものをカバンに詰め、皆さんに決めてもらった服だ」と明かしていた。断捨離では、長く使えそうな物を残したそうで、「最近では無駄な物は買わなくなった」とも明かしていた。

因みに、無駄な物とは“ヘビのオモチャ”だそうで選手をビビらそうとして購入したとのこと。特に驚いた選手はロッキー・ロメロで、チャンピオンベルトの下にオモチャを仕込み驚かせたそうだ。オカダは「さすがに先輩には出来ないですけど‥悪戯は好きです、これはぜんぜん『基本作法』ではないです」とおどけていた。

神館氏から、本になって改めて気づいた事はあったか?の質問に「自分で読んでいて、あっオカダ・カズチカだなって(笑) オカダ・カズチカってこういう考えだよな」と改めて感じたそうで、本名のオカダ、プロレスラーのオカダを再認識したそうだ。また、執筆したときよりも「正直、今のオカダ・カズチカはもっと進んでると思うんですよ、なので、また出さなきゃですね!」と次作にも意欲を見せていた。

デビュー前の道場での話となり、オカダは先輩たちはみんな怖かったと振り返る‥誰が怖かった?の質問に「真壁さんとは言えないですね‥あっ言っちゃった(笑)」とぶっちゃけ「でも、理不尽に怒られたりとかは全くないんで、『一回練習したのに、もう一回練習するぞ』って言われて‥とかですね、真壁さん怖かったです」と道場でのエピソードを懐かしがった。

1月4日のメインで鷹木信悟との対戦については、「特別なことは考えず、いつも通り!という感じ‥変に考えてしまうと疲れてしまうので、そこまで考えずに1月4日まで向かって行こうかな」と心構えを明かし「1・4という舞台はやっぱ特別ですし『リングに立つための基本作法』を出しといて負けてる場合じゃないですよね!」と意気込んだ。鷹木選手について聞かれ「やっぱ強いですね!今年のプロレス大賞MVPも獲ってますし、ずっとチャンピオンでいるので‥まぁ~でも、僕も僕でプライドはあるので、しっかりと僕の強さっていうのも見せつけたいなと思ってます。僕はこの選手を倒して、2022年はオカダの年なんだなって思ってもらいたいですね」と力強く宣言。

最後に、2022年は新日本プロレス設立50周年で、2012年からレインメーカーとして10年であり、その1年をオカダ・カズチカの1年にすることにすごく意味があるのでは!どんな気持ちで新し年を迎えようとしてるのか?の質問に「僕の中では50周年をそこまで考えないようにしていますけども‥やっぱり新日本プロレスの歴史50年分を背負って行きたいですし、これから50年先まで、新日本プロレス100周年までやって行って。本当に色んなスターが居た中、いろいろ比べてもらって『あ~オカダの時、面白かったな!50周年の時は面白かったな』と思ってもらえるように、リング上でもしっかりと活躍していきたい」と熱く語った。

レインメーカーとして10年経つことについては「10年もトップ選手でいたんだなって‥感じですし、10年あっという間だなって言うぐらい、色んな選手と戦ってきて、たくさんありすぎてどれも覚えてない‥色んな選手のお陰でレインメーカー・オカダカズチカが築き上げてこれたんだなぁと思いますんで、皆さんには感謝なんです」と今の気持ちも明かした。

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