球界“高給取り”選手は年俸で何買える? ももクロライブ1万8000席、豚まん260万個超…

ソフトバンク・柳田悠岐、楽天・田中将大、巨人・坂本勇人(左から)【写真:荒川祐史】

「マッチョ」が愛称の吉田正はダンベルを…

2021年も年の瀬となり、残すところあとわずか。各球団の契約更改もほぼ終わり、まだ更改を終えていないのはオリックスの山本由伸投手ら僅か。では、12球団で来季年俸の上位10人はどんな顔ぶれになるのだろう。また、その額で一体、なにをどれだけ買えるのか。それぞれの選手にまつわる商品で編集部が独自に調べてみた。なお、実際には各種税金がかかるため、全額が選手の元に入るわけではないが、その点は考慮していない。(金額は全て推定)

・10位 吉田正尚(オリックス)4億円

今季パリーグを制したオリックスの主砲・吉田正。オフの契約交渉では1億2000万円増の年俸4億円で来季の契約を結んだ。吉田正といえば「マッチョ」の愛称で知られ、ダンベル型グッズも登場するほど。「Bowflex」製の「セレクトテックダンベル(ペア)」9万3500円が4278セット購入できる。

・9位 丸佳浩(巨人)4億5000万円

2018年オフにFAで巨人に加入した丸。今季は打率.265、23本塁打55打点と移籍後では最も低い成績に終わった。来季は5年契約の4年目になる。丸の出身である千葉県といえば「ディズニーランド」。1デーパスポートは7900円から9400円で、最も高い9400円で4万7872枚購入できる。ペアで毎日通っても、65年以上、通い続けることができる。

・8位 森唯斗(ソフトバンク)4億6000万円

今季は左肘の故障などで30試合に終わり、プロ入りからの連続50試合登板が途切れた。2019年オフに4年契約を結んでおり、来季がその3年目になる。父親が漁師で、自身も釣りを趣味とする。ヤマハ製の船「DFR-36FB」のスタンダードモデルが約4000万円。年俸で11艇購入できる。

ヤクルト・山田哲人、巨人・菅野智之、オリックス・吉田正尚(左から)【写真:荒川祐史】

山田は親会社「ヤクルト」の「Y1000」を333万本買える

・6位タイ 山田哲人(ヤクルト)5億円

今季日本一に輝いたチームをキャプテンとして牽引した山田。打率.272、34本塁打101打点と結果も残した。昨年オフに年俸5億円の7年契約、総額約40億円という大型契約を結んでいる。この年俸で親会社のヤクルトの商品でストレス緩和や睡眠の質向上につながる機能性表示食品「Y1000」(メーカー希望小売価格150円)を333万3333本買うことができる。

・6位タイ 浅村栄斗(楽天)5億円

今季は143試合で打率.269、18本塁打67打点とやや物足りない数字に終わった浅村。2018年オフに年俸5億円の4年契約を結んでおり、来季がその最終年に。浅村の出身地である大阪の名物の1つといえば「551蓬莱」の豚まん。浅村の年俸で「豚まん」10個入り(税込1900円)が26万3157箱買える。毎日1箱消費しても、全部食べ切るまでに720年以上かかる。

・3位タイ 菅野智之(巨人)6億円

今季は19試合で6勝に終わり、5年ぶりに2桁勝利を逃した菅野。契約更改交渉では2億円ダウンの6億円でサインすることになった。菅野が出身の神奈川で名物の1つといえば、崎陽軒の「シウマイ弁当」。1個税込860円で販売されており、菅野の年俸で69万7674個購入できる。

・3位タイ 坂本勇人(巨人)6億円

今季は117試合で打率.271、19本塁打46打点だった坂本は1億円アップで契約を更改。兵庫・伊丹市出身で、高校は青森の八戸学院光星へと野球留学した。伊丹と青森の往復航空券(日本航空の往復割引運賃)は7万7120円。坂本の年俸で7780往復することができ、365日毎日往復したとしても、21年以上かかる。

田中将は「ももクロ」のライブ、ダルビッシュは「プロスピA」のスカウトを…

・3位タイ 千賀滉大(ソフトバンク)6億円

今季6年連続となる2桁勝利を達成した千賀は2億円増の年俸6億円でオプトアウト付き5年契約を結んだ。千賀は、グラブのウェブ部分を出身の蒲郡市の形と市章を入れている。その蒲郡市の名産の1つが蒲郡みかん。ブランドみかんの「箱入娘」Sサイズ5キロ(税込6264円)を9万5785箱買うことができる。

・2位 柳田悠岐(ソフトバンク)6億2000万円

変動制の7年契約を結んでいる柳田は1000万円増の6億2000万円で契約を更改した。柳田と言えば、広島出身で地元愛の強さも有名。広島名産のにしき堂の「生もみじ」1箱32個入り(4300円)が14万4186箱買うことができる。これは「生もみじ」461万3952個になる。

・1位 田中将大(楽天)9億円

今季、ヤンキースから楽天に復帰し、2年契約を結んだ田中将。来季も楽天に残留することが決まった。田中将と言えば「ももいろクローバーZ」の大ファンだ。その「ももクロ」は12月31日に年越しカウントダウンライブ「第5回 ももいろ歌合戦」を開催。同ライブのアリーナSS席は1席5万円。田中将の年俸で1万8000席(2億7000万円)購入することができる。

・番外編 ダルビッシュ有投手(パドレス)約25億1700万円

日本人メジャーリーガーで今、最も高額な年俸となっているダルビッシュ。カブスと2018年に6年契約を結んでおり、2023年まで契約が残る。ダルビッシュといえば、人気スマホゲーム「プロ野球スピリッツA」のユーザーとしても有名。この「プロスピA」の10連スカウト(約3300円)を76万2727回引ける。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2