晴れやか年の瀬 足利の夜に大輪1500発、プロポーズも

冬の夜空を彩った「ほほ笑み花火」

 2年連続で新型コロナウイルス禍となった年の瀬を笑顔で締めくくろうと、足利市民有志による花火大会「2021あしかがほほ笑み花火」が25日夜、岩井町の渡良瀬川河川敷で開かれ、土手に集まった市民が冬の大輪を堪能した。

 市民や企業からの浄財を受けて毎年1年がかりで準備しており、4回目。名草上町の須永花火田島煙火工場が打ち上げに協力した。

 会場にはキッチンカー6台が並び、市在住の歌手小林(こばやし)エリスさんがクリスマスソングを披露。午後6時すぎ、2~4号玉約1500発が聖夜の夜を彩った。

 打ち上げ前には佐野市内の結婚式場「アルシオーネ・コート佐野」の協力で思いを伝える企画「プロポーズ大作戦」も実施。会社員仙波尚輝(せんばなおき)さん(24)は「改めて気持ちを伝えられてよかった」。妻の理沙(りさ)さん(30)は「感動した。家族も友人も一緒に笑顔になれてうれしい」と目を潤ませていた。

冬の夜空を彩った「ほほ笑み花火」

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