キングス、東西両地区で20勝一番乗り 横浜に79-66で10連勝 相手のファウル誘い攻撃力削る 第23戦

 プロバスケットボールBリーグ1部西地区の琉球ゴールデンキングスは26日、神奈川県の横浜国際プールで横浜ビー・コルセアーズ(東地区)と今季第23戦を行い、79―66で勝利した。連勝を10に伸ばして20勝3敗となり、西地区首位を維持している。東西両地区を通じて20勝一番乗りとなった。年内最終戦となる次戦は29日午後7時5分から、愛知県の豊橋市総合体育館で三遠ネオフェニックス(西地区)と対戦する。

 チームトップの13リバウンドを奪ったジャック・クーリーがゴール下で存在感を発揮し、試合を通して六つのファウルを誘う。同じくドウェイン・エバンスも被ファウル数6。第3クオーター(Q)、序盤から続けたインサイド攻撃で横浜BCの外国籍選手3人がいずれもファウル四つとなり、攻撃力を大幅に削った。

 これで勝敗はほぼ決定的に。最後まで激しい守備と内外から得点を挙げるバランスの取れた攻撃で危なげなく勝利した。桶谷大HCは「出だしからクーリーのところで相手ビッグマンにファウルをさせることができて、主導権が握れた」と振り返った。

 得点ではアレン・ダーラムと今村佳太が17得点でトップ。ダーラムは「前日は思うようなプレーができなかったが、今日は攻撃でより良いプレーが遂行できるように心掛けた」と語った。

 今村は3点弾5本を決める活躍。「仲間がいいパスをくれてこういう結果になった。良い時も悪い時もあるのがシーズン。悪い時にいかに自分たちのバスケに立ち返れるかが大切だ」と気を引き締めた。

 (長嶺真輝)

▽Bリーグ1部(横浜国際プール、2277人)
キングス 20勝3敗
79―66(20―15,17―14,21―19,21―18)
横浜BC 7勝16敗
守備で主導権握れた
 桶谷大HC(キングス)の話 攻撃でターンオーバーはあったけど、守備で主導権を握れた。前日はふがいない内容で、ミーティングから選手たちに変化が見られた。前日に比べて自分たちのやりたいバスケができた。
 

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