電動キックボード、1人乗り電気自動車を試乗 新上五島

最新の電動乗り物に試乗する来場者ら=新上五島町役場

 長崎県新上五島町は18、19日の両日、トヨタ自動車、コンネ(SmartGOTO運営事業者)と協力し、役場駐車場で「モビリティパークイベント」を開いた。700人が来場し、電動キックボードや1人乗り電気自動車を試乗した。
 最新のモビリティ(乗り物)に親しんでもらおうと開催した。同町は6月、トヨタ自動車、県と連携して情報通信技術(ICT)を活用した交通システム「SmartGOTO」の実証実験を開始。11月には1人乗り電気自動車の貸し出しを始め、島内を移動しやすくする最新の交通システムを目指している。
 電動キックボードを試乗した青方小6年の碇(いかり)れいさん(11)は「立って乗るのはバランスをとるのが難しかった。座る方はお年寄りでも簡単に乗れそう」と感想を話した。
 トヨタ自動車先進技術開発カンパニー、荒木将プロジェクト長は「利便性の向上のために、貸し出し拠点を増やすことなどを視野に入れたい」と話した。


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