〈師走点描・門松作り〉家に年神迎え入れ 良い年願い親子ら製作

 玄関や門の前に飾り、年神を迎え入れる正月飾りの門松。これを作るイベントが19日、大潟区の県立大潟水と森公園で行われた。竹や松を使い、高さ50センチほどのミニ門松を完成させた。

 年末恒例の教室で、同公園の年内最後のイベントだった。今年は参加希望者が多く、午前と午後の2回に分けて実施し、親子連れや夫婦など幅広い年代の34人が参加した。

 門松の中心となる竹には、公園内の整備時に伐採された細いマダケを使用。土台のモウソウチクの中に砂を入れ、3本組みのマダケを立てて造花や松の葉で飾り付けた。マダケは節を絡めて斜めにのこぎりを入れ、切り口が笑い口になるようにしたため、苦労しながら作っていた。

協力しながら門松を飾り付ける家族

 母親と参加した中野優輝君(9)は「のこぎりを初めて使ったけど、良くできて楽しかった。玄関に飾り、来年もいい年にしたい」と話していた。

 門松は一般的に1月7日までに片付け、どんど焼きでたき上げる。

おわり

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