花園に咲け 国学栃木 全国高校ラグビー 27日開幕

初の4強入りに向けて練習に取り組む選手たち=国学栃木高ラグビー場

 第101回全国高校ラグビー大会は27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕し、各都道府県の代表51校が栄冠を目指してしのぎを削る。本県代表の国学院栃木(22大会連続27度目)はAシード(3校)に次ぐBシード(10校)に入り、30日午前10時45分からの2回戦で秋田工(秋田)-松山聖陵(愛媛)の勝者と対戦。ロックの白石和輝(しらいしかずき)主将は「目標はまだ成し遂げていない4強入り。相手が誰であっても、自分たちのラグビーを貫き勝ち進みたい」と上位進出へ闘志を燃やしている。

 県予選決勝では佐野日大から15トライを奪い、99-0と絶対王者の力を遺憾なく発揮した国学院栃木。一気呵成に畳み掛ける攻撃と鉄塊のような堅い守備とで一切の隙を見せなかった。

 吉岡肇(よしおかはじめ)監督は今年のチームを「突出した選手がいない分、全員がトータルプレーヤー」と称する。ラン、キック、モールと多彩な得点パターンが総合力の高さを物語る。攻撃をけん引するのがSO伊藤龍之介(いとうりゅうのすけ)、FB青柳潤之介(あおやぎじゅんのすけ)の2年生コンビ。50メートル6秒前半台の快足と高いランニングスキルでスペースを切り開いていく。

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