テレビ朝日系で12月28日放送の「徹子の部屋」（月～金曜午後1：00）のゲストとしてタモリが出演する。
1977年から2013年まで、1年を締めくくる最後のゲストとして、毎年同番組に出演してきたタモリは、今回8年ぶりの登場。「今年最後のお客さまは、8年ぶりご出演のタモリさんでいらっしゃいます」と、声を弾ませる黒柳徹子に迎えられたタモリは、同系音楽番組「ミュージックステーション」（金曜午後9：00）が、“同一司会者による生放送音楽番組の最長放送”としてギネス世界記録に認定されるなど、衰えない活躍ぶりを見せている。黒柳から番組を長く続ける秘けつを聞かれると、「〇〇しない」という座右の銘を挙げ、その意外な真意について語る。
また、タモリと黒柳の初めての出会いにも触れ、その間をつないでくれた漫画家の故・赤塚不二夫さんの話に。75年8月にタモリが赤塚さんの誘いで「マンガ大行進 赤塚不二夫ショー」（NETテレビ）でテレビ初出演を果たした時、その生放送を見ていた黒柳が「今日、出ていた人すごかった！ あれは誰？」と赤塚さんに電話をかけたことが、知り合うきっかけだったという。
タモリは「今でも覚えています。あの時、電話のすぐ横にいたんです。赤塚さんから『黒柳さんがお前のこと見て、面白いから番組に出てほしいって言ってるよ』って、その場で言われたんですよね」と打ち明ける。そこから2人の縁は始まり、77年8月に黒柳のリクエストで、当時まだ無名だったタモリが「徹子の部屋」に初出演することとなった。今回はその貴重な写真と音声テープで、初出演時のトークを公開する。
さらに、謎に満ちたタモリの私生活についても、その一端に触れる。タモリの趣味は、別人格になりきってタクシーの運転手とやりとりを楽しむ“なりすまし”。たまたま運転手に医師と間違えられた経験から始めた趣味で、それ以来タクシーに乗る時はさまざまな職業の人物を演じているのだという。その奇妙な趣味のために始めたという驚きのルーティーンとは!?
そして、愛妻との世界旅行で映画「カサブランカ」の舞台となったモロッコに訪れた時の不思議な体験や、タモリには決して懐かなかったのに、黒柳が来訪すると必ず寄ってくる愛猫・パトラの秘話、最近の困惑した出来事など、2人の軽妙なトークは縦横無尽に広がっていく。
黒柳はタモリのトークに「面白い！」を連発。「久しぶりのタモリさんのご出演で、タモリさんが飼っていた猫のパトラちゃんや、世の中にタモリさんを紹介した赤塚不二夫さんのお話、奥さまとの海外旅行のお話など、タモリさんにしかできない受け答えの一つ一つが、とても面白く、懐かしかった！ タモリさんは、何をお話しになっても面白い方です！」と久しぶりの年末トーク復活を心から喜んだ。
