広い範囲における大雪のピークは過ぎたが、北日本から近畿にかけての日本海側を中心とした地域では、引き続き28日（火）明け方にかけて大雪となる所がある見込み。交通障害に警戒が必要だ。

　日本付近は、強い冬型の気圧配置が続いている。強い寒気の中心は日本の東に抜けたが、北日本から西日本の上空の気温は引き続き平年より低く、東日本から西日本の日本海側では大気の状態が非常に不安定となっている。28日（火）は、西から次第に冬型の気圧配置が緩む見込み。

交通障害に警戒

　北日本から近畿にかけての日本海側では強い雪が降って、大雪となっており、太平洋側でも大雪となっている所がある。広い範囲での大雪のピークは過ぎたが、引き続き近畿は27日（月）夜遅くにかけて、北日本から東日本では28日（火）明け方にかけて、日本海側を中心に大雪となり、太平洋側でも大雪となる所がある見込み。積雪や路面の凍結による交通障害に警戒すると共に、なだれ、電線や樹木への着雪に注意が必要だ。

＜28日（火）夕方までの予想降雪量（多い所）＞
　北陸　70センチ
　東北、関東甲信　60センチ
　東海　50センチ
　近畿　40センチ

落雷や突風に注意

　近畿は27日（月）、北陸は28日（火）にかけて、大気の状態が非常に不安定となる所がある見込み。落雷や、竜巻などの激しい突風に注意が必要。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。