宇都宮で新たに10人感染 新型コロナ、目立つ家族内感染

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は27日、新たに計10人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は1万5568人となった。

 新規感染者はいずれも同市在住で、10歳未満の男女8人、20代と30代の女性が各1人。全員が陽性判明者の接触者だった。同市では1週間の陽性者数が41人となり、前週の4人から大幅に増加した。年代別では10歳未満と30代が多く、家族内感染が目立つ状況という。

 同日、佐藤栄一(さとうえいいち)市長は市民へのメッセージを発出し「年末年始は会食の機会も増えると思うが、対策が徹底された店を選ぶなど慎重な行動をお願いしたい」と感染対策の徹底を改めて訴えた。

 県と宇都宮市は同日、計83件を検査した(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は52万7809件、退院者1万5515人、入院者25人、宿泊療養者5人、自宅療養者13人、入院調整中10人、重症者0人。

 

 

県内の新型コロナウイルス感染者(27日発表)

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