横浜銀行、「ことらサービス」参加 スマホで小口の個人送金、22年度にも取り扱い開始へ

横浜銀行

 横浜銀行(横浜市西区)は27日、個人間での小口送金システム「ことらサービス」に参加すると発表した。スマートフォンを通じて行う送金サービスで、2022年度に取り扱い開始予定。利便性の向上とキャッシュレスの推進を図るとしている。

 ことら(東京都)は、大手5行が出資。小口決済のためのシステムの企画・運営などを行っている。

 同サービスは、スマホ決済アプリ「はまPay(ペイ)」を通じて利用。口座番号や携帯電話番号による送金などへの対応を可能にする。

 浜銀はシステムの参加に伴い、振込手数料の引き下げなども視野に入れているという。現在、同行のネットバンキングで3万円以上を他行の口座に送金する場合、税込み330円の手数料がかかる。手数料引き下げにより、顧客への負担感を軽減するとともに、「キャッシュレス決済の普及を目指す」としている。

 今後は、23年度から各種納付書に印字される予定のQRコードを活用。地方税の納付サービスの導入も検討していく。

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