セーリング、波、風を表現 藤沢・江の島ヨットハーバーに輝くオブジェ

セーリングと波、風をイメージしたオブジェ=藤沢市の江の島ヨットハーバー

 今夏、東京五輪セーリング競技が行われた藤沢市の江の島ヨットハーバーで、セーリングと波、風をイメージしたドーム型のオブジェが点灯されている。

 年の瀬に当たり、江の島を訪れる人に東京五輪を振り返ってもらおうと、江の島サムエル・コッキング苑で開催中の冬の光の祭典「湘南の宝石」に合わせ、市が設置した。

 オブジェは高さ約3.1メートル、直径5メートル。「WAVE EMOTION in FUJISAWA」と題し、「さっぽろホワイトイルミネーション」や東京表参道イルミネーションを手掛けた同市出身の空間デザイナー長谷川喜美さんが制作した。

 ドーム内部から白色の発光ダイオード(LED)が点灯。回転する青い羽根の部分に光が反射し、キラキラと輝いている。市東京オリンピック・パラリンピック開催準備室は「ヨットハーバー内のライトアップとともに、藤沢ならではのエレガントな雰囲気の中で、今夏の大会を記憶に刻んでもらえれば」としている。

 展示場所は1964年東京五輪聖火台近くの休憩棟内。観覧は午前8時から午後6時まで、ライトアップは午後5時から。展示は来年2月28日まで。12月28日~来年1月4日と、毎週火曜日は休港日のため見学不可。

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