王者・ヤクルトJr.が3連覇へ白星発進 猛打爆発9得点、合言葉は「絶対大丈夫」

3回に2ランを放ったヤクルトジュニア・中嶋蒼空くん【写真:川村虎大】

3連覇なら12~14年のジャイアンツジュニア以来、史上2度目

小学生の軟式野球大会「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」が28日、神宮球場と横浜スタジアムで開幕した。2連覇中のヤクルトジュニアは、“本拠地”での開幕カードに登場。カープジュニアに9-7で勝利し、大会最多タイとなる3連覇に向けて好発進した。

初回2死から3番・中嶋蒼空くんの中堅への二塁打でチャンスを作り、4番・高橋友朔くんの右中間への適時二塁打で1点を先制。2回にも1点を追加し、迎えた3回無死一塁では中嶋くんが右翼へ2ランを放ってリードを4点に。4回に1点差まで迫られたものの、6回に5点を奪って突き放した。試合は1時間40分の大会特別規定により、6回コールド勝ちを収めた。

試合中、ベンチから飛んでいた「絶対大丈夫!」のフレーズ。今季、日本一になったヤクルト・高津臣吾監督が繰り返した“魔法の言葉”にあやかる。キャプテンの西田蓮くんも、5日の結団式で「僕らも『絶対大丈夫』を合言葉に、日本一を取ってきます」と決意表明していた。

開幕戦には勝利したが、大会は始まったばかり。度会博文監督は「守備面はまだまだ課題」とさらなる奮起を促した。3連覇なら、2012年から2014年にジャイアンツジュニアが達成して以来、史上2度目となる。ヤクルトのユニホームを着る以上、“先輩”たちに負けていられない。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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