「艦これ」公式ガールズバンド "C2機関1MYB" クリスマスワンマンライブライブレポ!

来春9周年を迎え、10年目に突入する人気ゲーム「艦これ」の公式リアルガールズバンド、C2機関”1MYB” が12月24日、25日の2日間3公演に渡り、ところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールA (所沢市)にてクリスマスライブ「C2機関”1MYB” Xmas Live」を開催した。 約2年振りのリアルイベント開催となった今回の公演は大変な倍率の争奪戦の末、チケットを入手した”提督”(原作ファンの通称)達が詰め掛け、会場周辺のところざわサクラタウンは24日の初日「Xmasイブ夜戦」の開場前から熱気で包まれていた。今回イベントでは1MYBのライブだけでなく、ところざわサクラタウンを「埼玉鎮守府」として見立て、数々のコラボレーションが用意されるなど、ライブと同時にところざわサクラタウン内の各テナントでも提督が思い思いの楽しみ方を満喫した。ご当地との連携やコラボを大切にする「艦これ」らしい仕掛けがライブ会場の外でも展開された。 ライブは1MYBリーダーAkariの攻撃的なスラップベースから始まる「迎撃隊、発進!」で幕を明け、「艦隊突入!上陸船団を討て」へと続くインストナンバー2曲がオープニングを飾った。続くオープニングトークでは、「艦これ」で「時雨」「夕立」などの人気艦娘の声を務め、1MYBではVocal & Trumpetを担当するYumiが登場、1MYBメンバーとライブへの意気込みを語った。そして25日の昼、夜2公演では本作で「Victorious」役を務める声優の山田美鈴もトークへ加わり全メンバー歌唱で「ジングルベル」を披露した。3曲目はYumiがマイクをトランペットに持ち替えブラス・ロックの色濃い「雪風の奇跡」、4曲目はAkari(Bass)、Sakura(Guitar)、Key(Piano)の3人がステージ上を駆け回る1MYBライブの名物ナンバー「泡沫のシャングリア」と、インストナンバーが続いた。そして、サクラタウン内にある角川武蔵野ミュージアムにてMUSIC VIDEOが撮影された「渚を越えて」、艦これの数々の楽曲をクリエイトしてきた大越香里のユニット”スベカラク 櫂”の「カギリノマツリ」、Yumiが幼少の頃から歌詞に勇気付けられてきたというリンドバーグの「GAMBAらなくちゃね」とカバー曲が2曲続けて披露された。

続くトークコーナーではAkari、Yumi、Marin(Drums)、ゲストの山田美鈴によるトークが展開された。先ほど披露した「GAMBAらなくちゃね」にちなみ、メンバーが『頑張らなくちゃ』と思うことを訊かれたAkariは「1MYBのリーダーとして、来年以降もこの個性豊かなメンバーをまとめて行く」と宣言。Marinは「体は小さいですがドラムの激しいツーバスプレイを今後も積極的に演奏へ取り入れていく」と意気込みを語った。また24日の「Xmasイブ夜戦」公演ではイブのサプライズゲストとして中西圭三が応援に登場、冬の名曲「Ticket To Paradise」、2006年「NHKおかあさんといっしょ」に提供した「ぼよよん行進曲」を披露し会場をさらに盛り上げていく。 そしてステージは後半戦へ。Keyのピアノをフィーチャーした「艦隊、ソロモン海へ!」、Sakuraのギターが唸る「激突! 夜間砲撃戦!」、Marinのドラムを前面に押し出した「連合艦隊、西へ」とインストナンバー3曲がノンストップで続いた。その後再びYumiがボーカルに入り「シズメシズメ」、「佐世保の時雨」を披露した後、全員でフィナーレ前のMC。メンバーそれぞれが集まった提督達への感謝を述べたあと1MYB全メンバーの歌唱による、お馴染みのバラードナンバー「月夜海(1MYB mode)」でライブ本編は幕を閉じた。

アンコールでは「艦これ」珠玉の名バラード「帰還(1MYB mode)」に続いて、最後にはクリスマスライブのラストを飾るに相応しい「We Wish You A Merry Christmas」。25日のXmas公演では、ゲストの山田美鈴も参加して全キャストでの合唱、温かいエンディングとなった。最後に各メンバーが本ライブの感謝、そして来年の活動への意気込みを語り、約2時間に渡るライブは幕を閉じた。 終演後スクリーンでは、1月3日、4日にパシフィコ横浜にて開催される「C2機関 鎮守府新春New Year Special Live! 2022」の出演者が発表され、新年に向けて提督達は期待に胸を膨らませたに違いない。そして、続くサプライズ発表としては1MYB待望のライブツアー開催。2年前から計画されたもののコロナ禍の長期化によって実現出来ずにいたツアーがついに実現する。今回の開催は東京、横浜、大阪、名古屋、さらに「艦これ」にゆかりの深い、かつて呉鎮守府のあった呉を含む全国5都市と発表された。いよいよ2022年は、新年早々からこれまでの鬱憤を晴らすかのごとく、C2機関”1MYB”、その怒涛の熱いライブラッシュの幕が開がる。彼女たちの新たな航海が始まる。

© 有限会社ルーフトップ