HP製サーバーが暗号通貨のマイニングに悪用される

暗号通貨を手に入れる方法は、いくつか存在します。その内の1つは、取引所を利用して売買する方法で、もう1つは自分自身で発掘するという方法です。しかし、効率的に発掘するためには大規模な設備が必要になるので、マイニングは簡単な方法ではありません。

では、マイニングのための準備を整えることが出来ない場合、次に良い方法は何でしょうか?ハッカーが、既存のサーバーを乗っ取るという方法を考えていたことがわかりました。報告によると、あるハッカーグループが実際にそれを実行しており、サーバーでいっぱいのデーターセンターにハッキングし、およそ110,000ドル相当の暗号通貨のマイニングに悪用したようです。

その報告では、ハッカーはHP製サーバーに侵入し、「Raptoreum」という暗号通貨を発掘するためにプログラムを書き換えたと言われています。使用されたサーバーはHPが製造したものですが、侵入されたのはHP社内では無いという点には注意が必要です。現時点では、被害を受けたのがどこの企業なのかはわかっていません。

また、ハッカーが”Log4J”という脆弱性を悪用し、サーバーへのアクセス権を得たことが示唆されています。ハッカーが、他人のデバイスを乗っ取って暗号通貨の発掘を行うという話を聞くのは、今回が初めてではありません。過去には、ユーザーに気付かれることなく、秘密裏に仮想通貨のマイニングを行う、パソコンやスマートフォンを標的にしたマルウェアも発見されています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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