キャンプやアウトドアでのおいしい食事づくりに欠かせないのがバーベキューコンロやグリル。さまざまな種類があるので、どれを選んだらよいか迷ってしまいますよね。そこで、バーベキューコンロやグリルの選び方のほか、ハピキャン編集部が厳選したおすすめ商品をレビュー付きで紹介します。
バーベキューコンロ・グリルの種類を紹介! 「コンロ」と「グリル」の違いも解説
「バーベキュー用のグリルが欲しい!」と思って探し始め、さまざまな商品を眺めていると、こんな疑問が浮かんできませんか?
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「コンロ」とか「グリル」とか出てくるけど、どう違うの?どちらを選べばいいの…?
「コンロ」と「グリル」の違い
「バーベキューコンロ」と「バーベキューグリル」は同じものとして扱われることが多いものの、厳密には次のような違いがあります。
- 【コンロ】
熱源に炭、ガス、電気などを使用する、持ち運びできる調理用の炉のこと - 【グリル】
肉や魚を使った網焼き料理、または網焼き料理に使う調理器具のこと
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つまり、熱源を必要とする調理器具の意味では、網焼きを表す“グリル”は“コンロ”の一種であり、特にキャンプやアウトドアでは両者をほとんど区別せずに使っています。そのため、「バーベキューコンロ・グリル」と表記されることも。
今回の記事では、網焼き料理を楽しめるバーベキューグリル(コンロ)に特化して紹介しますので、お楽しみに!
バーベキューグリルの種類は主に4つ
バーベキューグリルは、主に以下の4つのタイプがあります。
それぞれ適したキャンプスタイルや使い勝手が異なるので、使用シーンや用途にあわせて、好みのタイプを選びましょう。
- 定番のハイスタイルバーベキューグリル
ファミリーキャンプやグループキャンプなど大人数での使用や、立食スタイルにぴったり - 卓上&ロースタイル用グリル
座りながら食事と調理ができて便利 - 蓋つきの本格グリル
燻製料理なども楽しめるのでレシピの幅が広がる - 焚き火台と兼用のグリル
焚き火と調理の1台2役で荷物を減らせる
バーベキューコンロ・グリルの選び方を伝授! 使用人数や持ち運びやすさをチェック
バーベキューコンロ・グリルを選ぶときは、以下のポイントに着目して選びましょう。
- 焼き面の大きさ
使用人数にあうものを選ぶ(2~3人なら30×20cmが目安) - 全体の大きさ
幅・奥行・高さが収納・保管しやすい大きさかを確認(折りたたむとコンパクトにまとまるモデルもあり) - 重さ
移動手段を考慮して持ち運びやすい重量を選ぶ(1kg以下の軽量タイプもあり)
ここからは、おすすめのバーベキューグリルを一挙に紹介します。
【ファミリー向き】定番のハイスタイルバーベキューグリル2選! コールマン・ロゴスなど
ファミリーキャンプやグループキャンプなど、大人数で使うときにはハイスタイルバーベキューグリルがおすすめ。
グリルを囲んで、家族や仲間とワイワイ盛り上がれます。
Coleman(コールマン)「クールスパイダープロ/L ファン」
Coleman(コールマン)の「クールスパイダープロ/L ファン」は、電動ファンが付いたバーベキューグリル。
電動ファンは本体の下に装備されており、取り外しが可能。
つまみを回してスイッチを入れると風が出てくるので、あらかじめ着火しておいた炭に送風すると、うちわなどであおがなくても簡単に火おこしができる仕組みです。
うちわと違って、風を送っても灰が舞い上がらないのがうれしいポイント。
ファンの風量は弱~強の範囲で調整できます。
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焼き網の高さを3段階に変えられるのも便利。
【スペック】
- 使用時サイズ:(約)80×52×高さ40/70cm
- 収納時サイズ:(約)75×37×高さ18cm(ファン含まず)
- 重量:(約)7.7kg
- 素材:ステンレス他
- 付属品:鉄板
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LOGOS(ロゴス)「eco-logosave スリムチューブグリル L・コンプリート」
LOGOS(ロゴス)の「eco-logosave スリムチューブグリル L・コンプリート」は、バーべーキューと鍋料理が同時に楽しめるバーベキューグリル。
ゴトクが2つ標準で付属するので、ケトル、鍋、焼網、鉄板などの調理器具を組み合わせて使えます。
着脱可能なサイドラックは、調味料やトングなどの調理小物を置くときに便利。
フックも付いているので、ゴミ袋などを引っかけておけます。
【スペック】
- 使用時サイズ:本体…(約)96×55×高さ81.5/43.5cm、焼網(2pcs)…(約)30×24.5cm、サイドラック…(約)33×16×高さ5cm
- 収納時サイズ:(約)70×奥行33×高さ14cm
- 重量:(約)4.1kg
- 素材:ステンレス、スチール
- 付属品:焼網、ロストル、ゴトク×2、サイドラック、収納バッグ
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【ソロキャンプ向き】卓上&ロースタイル用グリル5選! キャプテンスタッグ・ダイソーほか
ソロやデュオなど、少人数でキャンプをするときは、卓上で使えるものや、コンパクトに持ち運べるモデルがぴったり。
ここでは、キャプテンスタッグ、ロゴス、ダイソーなどのおすすめを5つ紹介します。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「V型卓上グリル」
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)の「V型卓上グリル」は、軽量&コンパクトな設計で、持ち運びに便利。
本体は手提げバッグのようなデザインで、付属のパーツをすべて収納できるため、すっきりまとまります。
調理には、小さめの炭のほか、固形燃料の使用も可能。
初心者も使いやすいのがうれしいポイントです。
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見た目もおしゃれなので、女子ソロキャンプにもうってつけ!
【スペック】
- 使用時サイズ:本体…(約)190×160×高さ155mm、網…(約)163×108mm
- 収納時サイズ:(約)190×60×高さ165mm
- 重量:(約)0.75kg
- 素材:本体…鉄(焼付塗装)、目皿…ステンレス鋼、脚…アルミニウム合金、バーベキュー網・ゴトク・ハンドル…鉄(クロムめっき)
- 付属品:目皿フレーム、目皿(燃料用)、バーベキュー網、ゴトク
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Mt.SUMI(マウントスミ)「Perfect GrillMini(パーフェクトグリルミニ)」
Mt.SUMI(マウントスミ)「Perfect Grill Mini(パーフェクトグリルミニ)」は、公式サイトで“組み立て・収納時間1秒”と紹介されているように、びっくりするほどスピーディーに設営できるグリル。
収納時は厚さ2cmほどとスリムなサイズになり、持ち運びしやすいのも魅力です。
付属のウイングプレートを取りつけると、調味料、トング、シェラカップなどを置く台として活躍。
左右に2つ装着できますが、使用シーンや用途に応じて片側だけ取りつけるなど、自由にアレンジして使えます。
【スペック】
- 使用時サイズ:1.4× 16.6×高さ14.4cm
- 収納時サイズ:21.4× 16.6×高さ2cm
- 重量:1.5kg
- 素材:ステンレス
- 付属品:専用アミ、ウイングプレート、トング、コットン製収納バッグ
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Coleman(コールマン)「クールステージ テーブルトップグリル」
Coleman(コールマン)「クールステージ テーブルトップグリル」は、組み立てる手間がかからない、四角フォルムの卓上用グリルです。
メッシュボディが採用されており、軽量かつコンパクトなので、持ち運びに便利。
テーブルの上にポンと置くだけで、ササッとバーベキューをはじめられます。
取っ手つきの炭置きは本体から取り外すことが可能。
炭の後処理が簡単にできるのも魅力です。
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1~2人向きですが、少しずつ焼くならば3~4人分をまかなえます。
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LOGOS(ロゴス)「ピラミッドグリル・コンパクト」
LOGOS(ロゴス)の「ピラミッドグリル・コンパクト」はテーブルの上に置いて使える、ミニサイズのバーベキューグリル。
ソロキャンプで卓上バーベキューを楽しむのにうってつけです。
10秒ほどで簡単に組み立てられるので、初心者にもおすすめ。
折りたたむとコンパクトになり、付属の専用収納ポーチに入れてスマートに持ち運べます。
重量は1kg程度と軽量なため、ツーリングや登山などでの使用にもぴったり。
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ジェルや液状の着火剤を使うと、グリルの下から流れ出てしまうので使用NGです。
【スペック】
- 使用時サイズ:(約)19×19×15cm、焼網…(約)16×16cm
- 収納時サイズ:(約)24×18.5×3.5cm
- 重量:(約)1.0kg
- 素材:ステンレス、スチール
- 付属品:収納ポーチ
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DAISO(ダイソー)「ミニBBQグリル」
DAISO(ダイソー)の「ミニBBQグリル」は、組み立て式のバーベキューグリル。
100円(税別)で購入できる使い捨てタイプのバーベキュー用コンロがある中、こちらは税込価格1,100円で、繰り返し使えるのが特徴です。
加えて、「ミニ」の名前でありながら、2~3人での使用に対応する、ほど良いサイズ。
コスパも良く、バーベキューグリルを試しに使ってみたい人などにおすすめです。
【スペック】
- 使用時サイズ:本体…(約)35×27×高さ16cm、焼網…(約)35×25.5cm
- 収納時サイズ:(約)35×27×高さ10cm
- 重量:(約)1.4kg
- 素材:本体…スチール、炭床・焼網…スチール(亜鉛めっき)
- 付属品:-
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バーベキューを極めるなら蓋つきの本格グリル! Weber「ゴーエニウェアチャコールグリル」
本格的なバーベキューを楽しむなら、Weber(ウェーバー)「GO-ANYWHERE(ゴーエニウェア)チャコールグリル」がおすすめ。
分厚いステーキ肉がおいしく焼けるほか、取っ手のついた蓋が付属するので、手軽に燻製をつくれるのも魅力です。
本体下部についている脚は折りたたむことが可能。
2~3人での使用に対応しながら、コンパクトに収納できる上、車載などでも省スペースで持ち運べます。
【スペック】
- 使用時サイズ:53.4×31×高さ36.9cm(蓋をしめた状態)
- 収納時サイズ:-
- 重量:(約)4.7kg(Amazon調べ)
- 素材:本体…ホーロー加工鉄、焼網・脚…スチール(めっき処理)、蓋ハンドル…ガラス強化ナイロン
- 付属品:焼網、蓋
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専用キャリーバッグ(別売り)もおすすめ!
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おうちで使える電気バーベキューグリルもおすすめ!Weber 「Pulse1000」
1つ前に紹介した商品と同じWeber(ウェーバー)製の「Pulse1000」は、電気式のバーベキューグリル。
家庭用電源が使えるので、自宅でも気軽にバーベキューを楽しめるのが魅力です。
炭やガスなどの燃料や、めんどうな火おこしも不要。
調理中の煙やにおいが少ないのもうれしいポイントです。
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専用アプリ「Weber Connect」をインストールすると、手持ちのスマートフォンでグリル内や食材の温度を確認できて便利。
【スペック】
- 使用時サイズ:60.5×54×高さ33cm(蓋をしめた状態)、60.5×65×高さ68cm(蓋を開けた状態)
- 収納時サイズ:-
- 重量:(約)19.4kg(Amazon梱包サイズ)
- 素材:本体・蓋…アルミニウム鋳物、脚…ホーローコーティング鋳鉄、蓋ハンドル…ステンレススチール
- 消費電力:1300W
- 付属品:焼網
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持ち物を減らしたいときにおすすめ! 焚き火台と兼用のバーベキューグリル2選
焚き火台の種類によっては、バーベキューグリルと兼用できるタイプも。
ここでは厳選した2つを紹介します。
LOGOS(ロゴス)「LOGOS the ピラミッドTAKIBI L・コンプリートDX」
LOGOS(ロゴス)「LOGOS the ピラミッドTAKIBI L・コンプリートDX」は、ベーシックな焚き火台に、オプションパーツ3種類(チャコールデバイダー・ファイヤーラック・極太ステンネット)が付属するセット商品。
オプションパーツを活用することで、焚き火台としてだけではなく、バーベキュー、串焼き、鍋料理などの調理を楽しめるのが特徴です。
ゴトクの耐荷重は約10kgなので、ダッチオーブンでの調理も可能。
【スペック】
- 使用時サイズ:本体…(約)39×38.5×28cm、ゴトク幅…(約)13.5cm
- 収納時サイズ:(約)42×26.5×7.5cm
- 重量:(約)3.1kg
- 素材:ステンレス、スチール、ポリエステル
- 付属品:焚火ゴトク(串焼きプレート付)、ワイヤーロストル、収納バッグ
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ZEN Products「ZEN PIT」をグリルにカスタマイズ! 焼き網やトングなどの小物は100均でそろえると便利
「ZEN PIT」は、アウトドア用品のガレージブランド“ZENProducts”が製造・販売を手がける、ステンレス製の小型焚き火台。
パーツはすべてバラして収納できるので、コンパクトに持ち運べます。
バーベキューで使用するなら、焼網、トング、灰受け用アルミトレイなどの小物を100均でそろえて、オプションパーツ的に使うのがおすすめ。
一式まとめてもサイズがコンパクトなので、徒歩、自転車、バイク、電車などで移動するときにも便利です。
【スペック】
- 使用時サイズ:(約)30×22×高さ20.5cm
- 収納時サイズ:(約)28.5×20×厚さ1.05cm
- 重量:0.7kg
- 素材:ステンレス
- 付属品:梁、火床、丸棒、ステッカー、保存袋
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焚き火台の中には、焼き網を置けばバーベキューグリルに早変わりするものが多くあります。
焚き火台選びの際は、ぜひ下記の記事もチェックしてください!
▼くわしくはこちらの記事で!
バーベキューコンロ・グリルでおいしいキャンプ飯を!人数にあわせて選ぶのがおすすめ
バーベキューグリルとひと口にいっても、大人数に対応した大型サイズから、ソロキャンプ向けのコンパクトタイプまで、メーカーもラインアップもさまざま。
選ぶのに迷ったら、本記事で紹介したおすすめ商品やレビュー記事をぜひ参考にしてください。
使用シーンや用途に応じて、自分にぴったりの最強モデルを選んで、おいしいキャンプ飯を楽しみましょう。
(ライター:hayase)