完成まで1年半!? ハーゲンダッツ「バニラ」のおいしさの秘密

愛され続けるハーゲンダッツ「バニラ」

1984年にハーゲンダッツが日本に初上陸した当初から「バニラ」は濃厚な味わいと芳醇な香りで愛される、ブランドを代表するフレーバーです。

大人気の「バニラ」ですが、おいしさがどのように作られているかを知っていますか? 本記事では「バニラ」の秘密に迫ります。

「バニラ」のおいしさの秘密

「バニラ」のおいしさの秘密は、なんといっても原料のバニラビーンズにあります。

日本のスイーツには甘い香りのブラックビーンズがよく使われていますが、ハーゲンダッツ ジャパンの「バニラ」はマダガスカル産のレッドビーンズを使用。複雑で深い香りのレッドビーンズはアイスクリームと相性がよいためです。

貴重なレッドビーンズを1本ずつ手で収穫したのち、バニラ特有の甘い香りを引き出すため湯づけ・蒸し・乾燥の工程を繰りかえします。機械で行うこともできますが、ハーゲンダッツでは職人の手作業によるものを使用しています。

その後、バニラビーンズから香りの成分を抽出したバニラエキストラクト(バニラ香料)を製造します。低温で時間をかけて抽出することでより奥深い香りが生まれるのだとか。

レッドビーンズの花の受粉からバニラエクストラクトの完成までは約18ヶ月。ハーゲンダッツ「バニラ」のおいしさは人の手で、長い時間をかけて生みだされているのです。

「王道のおいしさ!」

MATCHA英語版編集者のラモーナに「バニラ」を試食してもらいました。蓋を開け、内蓋のデザインがほかのフレーバーと異なっていることに気付いたラモーナ。

「定番の中でも『バニラ』だけ違うのですね! バニラの花が優雅で可愛い!」

ハーゲンダッツの期間限定フレーバーにはまってしまい「バニラ」を味わうのが久しぶりというラモーナ。さて、お味は?

「何度食べてもバニラの豊かな香りに驚きます。そしてこの上品な甘さ! 幸せなひとときです」

とにっこり。

「コーヒーや紅茶だけでなく、色々なドリンクと合わせやすいのもいいですね。辛口の白ワインと合わせたら、意外にも相性がよかったです!」

と熱く語り出しました。

「バニラ」の香りが生まれるまでのストーリー。知れば、ゆっくりと味わいたくなるかもしれません。今度のデザートに「バニラ」はいかが?

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