【読谷】読谷村地域振興センターに23日、誰でも自由に弾ける「ストリートピアノ」が設置された。ラテンバンド「ディアマンテス」のボーカル、アルベルト城間さんが村に寄贈した。同日の贈呈式では、同村在住ピアニストの砂辺絢斗さんや、サプライズで登場したKiroroの金城綾乃さんとアルベルトさんが演奏を披露した。会場は大きな拍手が湧き、来場者は演奏を楽しんだ。
鮮やかな目を引くピアノは、アルベルトさんがペイントした。読谷村名産の紅芋を連想させる紫色など、明るくポップな色合いにした。村の陶芸家・仲間功さんも唐草と魚の模様をフリーハンドで描いた。ピアノは使われなくなったものを修繕した。
アルベルトさんは「ピアノを弾ける人や、弾けないけど弾いてみたい人など、多くの人に音楽を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
石嶺伝実村長は「読谷の財産がまた一つ増えた。素晴らしい音楽空間ができるといい」と話した。
ピアノは午前9時から午後5時半まで利用可能。
(石井恵理菜)