沖縄の新型コロナ29日は新規27人 前週の4.5倍 宮古は1ヵ月半ぶり感染

 沖縄県は29日、10歳未満から90代まで27人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の感染者数は、前週水曜日の6人から4.5倍に増えた。宮古島市でも11月11日以来、およそ1カ月半ぶりに感染者が確認された。 新規感染者27人のうち、沖縄市やうるま市、宜野湾市を含む中部保健所管内の居住者が21人を占め、感染者が集中した。

 推定感染経路が判明しているのは15人。家庭内8人、施設内3人、友人知人、飲食が各2人だった。残り12人の感染経路は調査中。

 年代別では、50代が最多で6人、10代と20代で各5人、10歳未満4人、70代と80代各2人、30代と40代、90代で各1人。 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は9.97人で、2位の群馬県(5.67人)を上回り、全国最多となっている。

 一方、15日に県立武道館アリーナ棟で実施された調理師試験を担当した県職員は、いったん陽性となっていたが、ウイルス量が少なかったことから再検査した結果陰性だったとした。 (吉田早希、知念征尚)

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