都会の喧騒から遠く離れ、水辺の街で1週間のヴァカンス 「クレマチスの窓辺」公開決定

島根県でオールロケ撮影された映画「クレマチスの窓辺」が、2022年4月8日より劇場公開されることが決まった。

「クレマチスの窓辺」は、東京生まれ東京育ちの絵里を描いた作品。ストレスのたまる都会での生活を抜け出した絵里は、地方の水辺の街でヴァカンスを過ごすことになる。亡くなった祖母の古民家で暮らす1週間の中で、絵里はその街で生きている人々と交流。建築家の従兄、そのフィアンセ、大学生の従妹、靴職人、古墳研究者、バックパッカーなど、一癖ある人たちとの出会いと、祖母の遺したものたちが絵里を少しだけ変えていく。

監督を務めるのは、本作が劇場デビュー作となる永岡俊幸。主演は、モデルのほか、「愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1」など女優としても活躍する瀬戸かほ。また、1970年代の日活映画で活躍した女優・小川節子が、約45年ぶりの復帰する。島根県出身のシンガーソングライター・山根万理奈が、主題歌「まどろみ」を書き下ろした。

監督・共同脚本・編集の永岡俊幸と、主演の瀬戸かほのコメントは以下の通り。

【コメント】

■永岡俊幸(監督・共同脚本・編集)

監督作『クレマチスの窓辺』がこの度ヒューマントラストシネマ渋谷さんで公開される運びになり、嬉しく思います。フランスのヴァカンス映画に憧れていて、日本でやるならどうすれば良いだろうと考えながら撮りました。ロケ地は僕の地元島根県の松江市を選びました。美しい宍道湖畔の水辺の街で、ヴァカンスに相応しいと思ったからです。シナハンで街を散策している時に、時代の流れで変わっていくもの、なくなっていくものが多くあることを発見し、少しその要素を入れました。この映画の中にある風景も確実にいつかはなくなってしまうでしょう。是非劇場で、クレマチスの花言葉「旅人の喜び」を感じてもらえると幸いです。

■瀬戸かほ(絵里役)

初めてこの台本を読んだ時、絵里の人生で忘れられない思い出になるであろうこのヴァカンスを彼女と一緒に過ごせることに喜びとワクワクが止まりませんでした。
生活をお休みして、水辺の街へヴァカンス...正直かなり憧れがあって私も一度やってみたかったのです。
撮影では、あの町で様々な人と出会い関わっていく中で、影響を受けて少しずつ変化していく絵里の心を一番大切にしてお芝居をしました。
完成した作品を見た際、みんなにまた会えたことが嬉しく、今はどう過ごしているのだろうかと妄想が膨らみました。絵里はきっとあの出来事をたまに思い出しながら生活を続けているんだと思います。少なくとも私はそうです。とっておきのヴァカンスを、ぜひ劇場で一緒に楽しんでいただけますと幸いです。

【作品情報】
クレマチスの窓辺
2022年4月8日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
配給:アルミ―ド
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