第101回全国高校ラグビー大会 長崎北陽台きょう登場 51度目出場の日川(山梨)と対戦

初戦に向けて最終調整する長崎北陽台の選手たち=ロートフィールド奈良

 第101回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で2回戦16試合が行われる。長崎県代表でBシードの長崎北陽台は第2グラウンドの第2試合(10時45分)で51度目出場の日川(山梨)と対戦。品川監督は「コンディションはいい。ガチガチにならずに、いい緊張感を持って試合に入りたい。どんな戦いができるか楽しみ」と自然体で初戦に臨む構えだ。
 シード13校が登場する2回戦からは、試合のレベルが一気に上がってくる。Bシードの常翔学園(大阪第1)と中部大春日丘(愛知)の一戦は屈指の好カード。大分舞鶴-石見智翠館(島根)も好勝負が期待される。
 長崎北陽台は今大会、28日に現地入り。27日の開幕に合わせて早めに移動し、余裕を持って本番に臨むという選択肢もあったが、今回はどのチームよりも遅い試合2日前にした。品川監督は「花園に出たときは、いつも試合の2日前なので変わりはない。経費の問題もあるし、生徒たちもそれがいいと言ってくれた」と普段通りを強調した。
 29日は午前9時半から約2時間、奈良市のロートフィールド奈良で調整練習。特に対戦相手を想定するのではなく、FWはラインアウト、バックスはキック処理、最後に全体で組織ディフェンスなどを確認した。実力的には長崎北陽台が優勢だが、主将のCTB本山は「硬くならずに最初の10分間はしっかり体を当てる。ディフェンスがカギになる」と持ち味のひた向きなプレーの実践を誓っていた。


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