第100回全国高校サッカー選手権 長総大付が底力で逆転 北海に2-1

【1回戦、北海-長崎総合科学大付】後半38分、長崎総合科学大付のDF原口(中央)が逆転ゴールを決めて仲間と喜ぶ=駒沢陸上競技場

 第100回全国高校サッカー選手権第2日は29日、東京・駒沢陸上競技場などで1回戦15試合が行われ、長崎県代表の長崎総合科学大付は北海(北海道)に2-1で逆転勝ちし、3大会ぶりに初戦を突破した。
 長総大付は前半12分、CKからMF別府のヘディングシュートが決まったかと思われたが、相手にかき出されてノーゴールの判定。逆に31分、サイドを破られ、クロスのこぼれ球を押し込まれて先制された。それでも終了間際、CKからゴール前で混戦となり、DF児玉が競り勝った後のこぼれ球を別府が蹴り込んで追いついた。
 後半は再三の勝ち越し機を相手GKの好守などに阻まれたが、38分にCKからGKがはじいたボールをDF原口が頭で押し込んで決勝点を挙げた。
 2大会ぶりの優勝を狙う静岡学園は徳島商に5-0で大勝。流通経大柏(千葉)は近大和歌山に1-1からのPK戦で敗れた。前橋育英(群馬)は4-0で草津東(滋賀)を下し、桐光学園(神奈川)は西原(沖縄)に1-0で競り勝った。3度の優勝を誇る東福岡も勝ち上がり、大津(熊本)、堀越(東京A)なども2回戦へ進んだ。
 第3日は31日、首都圏8会場で2回戦16試合を実施。長総大付は午後2時10分から駒沢陸上競技場で堀越と対戦する。


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