壱岐イルカパーク活性化が優秀賞に 内閣府、地方創生アイデアコン

野田聖子地方創生担当相と写真に納まる中村さん

 内閣府主催の「地方創生政策アイデアコンテスト2021」地方公共団体の部で、長崎県壱岐市と壱岐イルカパーク&リゾート(勝本町)が、同パーク活性化に向けて取り組んだ「壱岐島リブートプロジェクト」が優秀賞を受賞した。
 2019年に同パークがリニューアルしたのに合わせ、市と同社は、カフェの新設、テレワークや旅先で仕事と余暇を両立させるワーケーションへの対応など新サービスを展開。「イルカのいる公園」から「イルカと触れ合える空間」へと転換を図り、周辺地域に波及効果を生み出すことを目指した。市などによると、新型コロナ感染拡大の影響で来場者は減少したものの客単価は伸び、一定の効果を上げているという。
 企画立案した市SDGs未来課の中村勇貴さん(34)は「これまで市が取り組んできたことが評価されて幸い。来島者が増えてほしい」と話した。
 同コンテストは高校生・中学生以下の部、大学生以上一般の部、地方公共団体の部の3部門で、地方創生担当大臣賞各1点、優秀賞各2点を選んだ。

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