少ない荷物でコンパクトに車中泊! 筆者おすすめのグッズや荷物を減らす工夫をご紹介

ポータブル電源を用意したり、たくさんの食材や調理器具を用意して本格的な料理をしたりと、快適な車中泊を過ごす方法はたくさんあります。しかし、快適にしようとすればするほど、荷物が多くなりがちに。そこで今回は、少ない荷物で過ごす、コンパクトな車中泊について解説します。車中泊キャンパーである筆者が実際に使用しているグッズや、荷物を少なくするための工夫をご紹介。車中泊での荷物を減らしたいなと思っている人は必見ですよ!

コンパクトな車中泊の実例紹介! 筆者おすすめのグッズを使った車中泊の様子を公開

筆者撮影

ますは、コンパクトな車中泊のイメージを持ってもらうために、筆者の車中泊の様子をご紹介します。

筆者がコンパクトな車中泊をするときのグッズは以下の通り。

  • 寝袋
  • マット
  • LEDランタン2つ
  • テーブル
  • シェラカップ
  • バーナー・ガスカートリッジ
  • フリーズドライ食品

これらのグッズを車内で広げた様子はこちら。

筆者撮影

車中泊キャンプのときには、ポータブル電源やクーラーボックスも持参しているため、車内が少し窮屈に感じることも。

しかし、コンパクトさにこだわるとスペースに余裕ができるほか、車内での設営がとてもスムーズになるというメリットを発見しました。

また、荷物を減らすことで、気軽に車中泊へ出かけられるのも嬉しいポイントです。

コンパクトさを重視して車中泊グッズを揃えれば、仕事後でもサッと荷物を準備してすぐに車中泊へ出かけられますよ!

車中泊の荷物を減らす工夫を紹介! 走行中の充電や役割を兼用できるグッズが超重要

ここからは、車中泊の荷物を減らすための工夫をご紹介。

ただ小さなグッズを集めるのではなく、走行中にスマホの充電をしたり複数の役割をこなせるグッズを用意したりすることで、荷物を減らすことができます。

車中泊の荷物を減らすための工夫【1】走行中の充電は必須

筆者撮影

ポータブル電源があれば、季節家電を使用できたりスマホやタブレットの充電ができたりと、車内を快適な空間にすることができます。しかし、ポータブル電源は幅を取り、物によってはかなりの重量があることも事実。

ポータブル電源をスマホやタブレットの充電にしか使用していないのであれば、走行中にスマホやタブレットを充電するだけで事足りるかもしれません。

走行中にスマホやタブレットの充電をする場合、シガーソケットに差し込むカーアダプターを用意しましょう。

USBの差込口が複数あるカーアダプターを用意すれば、複数機器の同時充電が可能に。ポータブル電源の代わりにカーアダプターを使用するだけで、一気に車内がスッキリしますよ!

車中泊の荷物を減らすための工夫【2】モバイルバッテリー機能付きグッズがあると安心

筆者撮影

長時間動画を視聴して過ごすなど、走行中の充電だけでは足りないという人は、モバイルバッテリー機能がついているグッズを用意しましょう。

特に車中泊の場合は、モバイルバッテリー機能が付いたLEDランタンがおすすめです。

最新のLEDランタンの中には、10,000 mAh(ミリアンペアアワー)を超える大容量のものも。LEDランタンはフックやカラビナを使えば車の天井に引っ掛けておけるので、積載を圧迫することもありません。

走行中の充電とモバイルバッテリー機能付きのグッズを活用すれば、1泊程度の車中泊なら十分に対応可能ですよ。

のちほどモバイルバッテリー機能付きのおすすめグッズも紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!

車中泊の荷物を減らすための工夫【3】保存がきく食品でクーラーボックスが不要に

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車中泊の楽しみの1つといえば、やはり車中飯。多くの食材を持ち込んで、本格的な料理をする人も少なくないでしょう。

しかし、食材を多く持ち込むには、それなりの容量のクーラーボックスが必要に。折りたためるソフトクーラーを用意したとしても、ある程度の場所はとってしまいますよね。

そこで、コンパクトな車中泊をしたいときにおすすめなのが、フリーズドライ食品やアルファ米などです。

フリーズドライ食品やアルファ米は常温での保存が可能であるため、クーラーボックスが不要になります。さらに、お湯か水をそそぐだけの簡単調理なのも魅力的です。

また、フリーズドライ食品やアルファ米は、洗い物が出ないのもおすすめポイント。車内で本格的な料理をする場合、ナイフや食器も用意する必要がありますが、フリーズドライ食品やアルファ米であれば不要です。

食べ終わったあとのゴミが少なく済むのも嬉しいですね!

車中泊の荷物を減らすための工夫【4】小さなサイズのグッズを使えば車内がスッキリ

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ここまでお伝えした工夫に加えて、小さなサイズのグッズを使うことで、より車内をスッキリさせられます。

筆者が小さいサイズに変更したグッズは、テーブルとマットレスの2つ。

小さいサイズに変更すれば、車内で寝床を準備するときなどにスペースに余裕を持って動けるようになりますよ!

筆者おすすめのコンパクトな車中泊グッズ! 普段のキャンプや登山でも使える優秀な道具5選

ここからは、コンパクトな車中泊におすすめのグッズを紹介します。

ここで紹介するグッズは、普段のアウトドアでも使える優秀なものばかり。車中泊に限らず、新しいキャンプグッズを買いたい人も要チェックです!

コンパクトな車中泊グッズ【1】SOTO『フィールドホッパーST-630』

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コンパクトな車中泊グッズの1つ目は、SOTOの『フィールドホッパーST-630』です。

フィールドホッパーST-630は、天板の大きさがA4サイズのコンパクトなテーブル。地面からの高さが7.8cmなので、狭い車内に置いても圧迫感ゼロです。

また、収納時は幅297×奥行110×高さ19mmと、バッグのポケットや隙間に収納できるほどのコンパクトさ。重量は395gと軽いので、積載を圧迫することはありません。

コンパクトなだけでなく、天板を開けば瞬時にセッティングが完了する使い勝手のよさも、キャンプや登山などのアウトドアに最適なポイント。

調理台やサイドテーブルとしても使いやすいので、ソロキャンプだけでなく、グループやファミリーでのキャンプでも活躍するテーブルですよ。

コンパクトな車中泊グッズ【2】ルーメナー『ルーメナー2』

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コンパクトな車中泊グッズの2つ目は、ルーメナーの『ルーメナー2』。ルーメナー2が車中泊にピッタリな理由は、モバイルバッテリーとしても使えるところです。

ルーメナー2のバッテリー容量は、10,000mAhと大容量。スマートフォンであれば、約3回の充電ができる容量です(機種によって充電に要する容量は異なります)。

外が暗くなってからは車内灯として使い、就寝時にモバイルバッテリーとして使っても、まだまだ余裕があります。

筆者が車中泊で試したところ、一番弱い明るさで5時間ほど使ったあとにスマホの充電を行っても、バッテリーは4段階の目盛りのうち3つも残っていました。

走行中の充電だけでは心もとないという人は、ルーメナー2を持っておくと安心ですよ。

▼ルーメナー2のレビュー記事もチェック!

コンパクトな車中泊グッズ【3】シートゥーサミット『キャンプマットS.I』

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コンパクトな車中泊グッズの3つ目は、シートゥーサミットの『キャンプマットS.I』。

キャンプマットS.Iには、レギュラー・ラージ・レクタンギュラーレギュラーワイド・レクタンギュラーラージの4サイズがありますが、筆者が使用しているのはもっともコンパクトなレギュラーサイズです。

車中泊用マットは、寝心地を最優先で選ぶのがおすすめ。ただし、寝心地を最優先で選ぶと収納時のサイズが大きくなり、積載を圧迫する原因になるのも事実です。

コンパクトな車中泊をする場合は、寝心地だけでなく収納時のサイズも加味して、バランスのよいマットを選ぶようにしましょう。

筆者が使用している、シートゥーサミットのキャンプマットS.Iレギュラーサイズは、寝心地・収納時のサイズ・コストパフォーマンスと、全体のバランスが非常にいいマットです。

収納時サイズは直径16×幅26cmと、バックパックの中にも入るほどのコンパクトさ。重量は780gなので、楽に持ち運びができます。

また、マットの断熱性能を表すR値は4.2と、雪の上や寒い環境下でも使用できるほど。冬の車中泊でも安心です。

もし車中泊用のマットをコンパクトにしたいのであれば、シートゥーサミットのキャンプマットS.Iは満足すること間違いなしのマットです!

▼車中泊用マットの選び方についてはこちらの記事もチェック!

コンパクトな車中泊グッズ【4】サタケ『マジックパスタ』

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コンパクトな車中泊グッズの4つ目は、サタケの『マジックパスタ』です。

マジックパスタは、お湯か水を入れるだけで完成するフリーズドライ食品。カルボナーラ・ペペロンチーノ・きのこパスタ(デミグラス風味)の3種類が発売されています。

調理前の重量は、3種類とも60g前後と超軽量。登山など荷物を軽量化したいアウトドアの場面でも活躍してくれます。

さらに、袋の中には使い捨てのスプーンが付属しています。そのため、わざわざカトラリーを持参する必要がないのも嬉しいポイント。

賞味期限は製造から5年間と長期の保存が可能。車中泊だけでなく、非常食としても優秀な食品です。

▼フリーズドライ食品はモンベルの『リゾッタ』もおすすめ!

コンパクトな車中泊グッズ【5】プリムス『153ウルトラバーナー』

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コンパクトな車中泊グッズの5つ目は、プリムスの『153ウルトラバーナー』。153ウルトラバーナーは、手のひらに収まるほどのコンパクトなバーナーです。

コンパクトながら、火力は3,600kcal/hととても強力。寒い場所でもすぐに食材を温めてくれます。

また、153ウルトラバーナーとあわせて用意したいのが、プリムスのガスカートリッジです。

プリムスのガスカートリッジには3種類の大きさがありますが、コンパクトさを重視するならもっとも小さいサイズの『IP-110』がおすすめ。

IP-110は直径90×高さ65mmとかなりコンパクト。また、IP-110は寒冷地でも使用できるハイパワーガスなので、冬の車中泊でも安心です。

▼153ウルトラバーナー

▼IP-110ガスカートリッジ

▼153ウルトラバーナーについて詳しく知りたい人はレビュー記事もチェック!

グッズ以外にも大切なポイントが! 実践する前にチェックしておくべきコンパクトな車中泊の注意点

コンパクトさを追い求めるあまり快適さを損ねてしまっては、せっかくの楽しい車中泊が台無しに。

快適さも損なわないために、ここでは、コンパクトな車中泊を実践するときの注意点を解説します。

コンパクトな車中泊の注意点【1】真夏や真冬などは十分な装備を

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今回、車中泊の荷物を最小限にするためにポータブル電源を使用しないスタイルをご紹介しました。しかし、車内で電化製品を使いたい人には「ポータブル電源なしの車中泊」はおすすめできません。

特に、真夏や真冬の車中泊では、サーキュレーターや電気毛布など、車内で快適に過ごせる装備が必要となることがあります。

コンパクトさと快適さのバランスは人それぞれ。無理にポータブル電源を削るなどはせず、ご自身に合ったバランスで、快適な車中泊を実践してくださいね。

▼夏の車中泊を快適にするにはこちらの記事もチェック!

▼冬の車中泊を快適にするにはこちらの記事もチェック!

コンパクトな車中泊の注意点【2】少し殺風景な雰囲気になりがち

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コンパクトな車中泊を実践すると、今までよりもかなりスッキリとした車内空間になります。そのぶん、少し殺風景な印象になってしまうことも。

いろいろなキャンプギアに囲まれた空間の方が楽しめる人も少なくないはず。

無理に少ない装備にせず、お気に入りの道具で楽しい車中泊を過ごしましょう。

気分転換にもおすすめ! 少ないグッズで身軽に車中泊を楽しんでみよう

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今回は、コンパクトな車中泊についてご紹介しました。

車中泊のスタイルは人それぞれですが、たまには雰囲気を変えてみたり、身軽に出かけてみたくなったりする場合も少なくないはず。

そんなときは、今回の記事を参考に、コンパクトな車中泊を実践してみてくださいね!

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