えとにちなみ海の「寅」特別展 すさみ町の水族館

サンゴトラザメ(右)と派手な体色が特徴のトラウツボ(左)。中央奥にはトラフシャコが居座る=和歌山県すさみ町江住で

 和歌山県すさみ町江住にある「エビとカニの水族館」は、正月の特別展「海の寅(とら)から めでタイガー」を始めた。2022年の干支(えと)にちなみ、名前に「トラ」が付く生物3種を展示している。

 派手な体色が特徴で紀南の海にも生息するトラウツボは体長が50センチと60センチほどの2匹。おとなしい性格というサンゴトラザメ(体長約40センチ)と、黄色と黒のしま模様のトラフシャコ(同25センチ)は1匹ずついる。

 水槽(縦横ともに50センチ、高さ60センチ)には、塩化ビニール管で作った鳥居も設置。正月ムードを演出している。

 平井厚志館長は「22年はコロナ禍が収まることを願いつつ、多くの方に来てもらえるよういろいろな企画を展開していきたい」と話している。特別展は15日まで。

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