世田谷一家殺害事件から21年…

東京都・世田谷区の住宅で一家四人が殺害された事件は未解決のまま21年となりました。30日、被害者の遺族が墓参りをし、犯人の逮捕を願う切実な思いを打ち明けました。

事件が起きたのは2000年12月30日の夜から31日の未明にかけてで、世田谷区・上祖師谷の宮沢みきおさん一家の自宅内で、夫婦と幼い子ども2人の4人全員が何者かに殺害されました。これまで警視庁は延べ28万6000人の捜査員を投入していますが、情報提供を呼び掛け続けていますが、犯人逮捕には至っていません。

「なんとか解決しようと頑張っております。よろしくお願いします。」

30日、みきおさんの母親の節子さんら遺族が一家の墓参りをし、4人の冥福を祈りました。

「21年間、変わらず犯人が1日も早く捕まってくれないかと毎日毎日祈っている。」

節子さんはいまも毎日、犯人の逮捕を願い、情報の提供を求め続けています。

「みんながいた頃はいちばん弱かったおばあちゃんが今は1人で頑張っているよと、一日も早く犯人が見つかるように頑張りたいと思っていると(4人に)言いました。」
「私が元気なうちに捕まってくれないかと思っている。」

事件の解決に結びつく重要な情報の提供者には警視庁や支援団体から懸賞金が支払われ、金額は総額で2000万円となっています。

捜査本部:03ー3482ー3829

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