【北九州の地域メディア】2021年に最も読まれた記事は? 第2位は「新三大夜景」

北九州の地域メディア「北九州ノコト」では、日々、北九州の気になる話題を取り上げています。

今回は、今年1月1日から12月31日までのアクセスを集計した、2021年の年間ランキングTOP20を発表します!飲食店のオープン情報から市内で進む大規模開発まで、幅広いジャンルの記事がランクインしました。

20位 門司に牡蠣小屋「オイスターハウス赤煉瓦」オープン 「豊前海一粒かき」を堪能

12月にオープンした牡蠣小屋「オイスターハウス赤煉瓦」の記事が年間ランキングでランクイン。

「オイスターハウス赤煉瓦」は、JR門司駅北口から徒歩3分の場所に位置する「門司赤煉瓦プレイス」(北九州市門司区大里本町3-11-1)の国道199号線側テラススペース(旧ARK部分)に開店しました。

「オイスターハウス赤煉瓦」の今年のテーマは「大満足!牡蠣を食らう」。恒見漁港直送の「豊前海一粒かき」(1盛り1000円)をはじめ、濃厚なうま味の「活白はまぐり」や「活サザエ」などを炭火で焼きながら味わうことができます。トングや軍手など必要な道具は貸し出しがあるので、手ぶらでOKとのことです。

19位 「資さんうどん」に持ち帰り限定「幸せいっぱい弁当」新登場

9月、「資さんうどん」に新登場した持ち帰り限定「幸せいっぱい弁当」の記事が19位に入りました。北九州のソウルフード・資さんうどんのテイクアウト商品の話題が堂々のランクインです!

「幸せいっぱい弁当」はお持ち帰り限定「とくとく弁当」をバージョンアップしたもので、「トンカツ弁当」「唐揚げ弁当」「惣菜弁当」の3種類が販売されていました。現在販売されている持ち帰り弁当は、12月15日から登場している「とくとく とり唐弁当」となっています。

18位 イオン若松に韓国食材スーパー「イエスマート」オープン 北九州に初出店

韓国食材スーパー「Yesmart(イエスマート)」が11月、イオン若松ショッピングセンター2階に「Yesmart イオン若松店」をオープンした記事が18位に入りました。北九州への出店は初ということで注目度の高さが伺えます。

韓国直輸入の全羅南道(同国南部)のキムチをはじめ、インスタントラーメン、お菓子、調味料、お酒といった、他にはないような韓国の食材を多数準備しているとのこと。イオン若松ショッピングセンターのフードコート内には「イエスチキン イオンモール若松店」があるので、買い物帰りに韓国チキンも味わって韓国気分を満喫するのもいいかもしれません。

17位 リバーウォーク北九州に「ソナギマート」オープン 韓国発&北九州初上陸の「人生4カット」?

17位は、韓国アーティストグッズ販売の「SONAGI MART(ソナギマート)」がリバーウォーク北九州1階にオープンした記事でした。記事の公開直後からSNSでも多くの拡散がみられ、公開からたったの1週間でランクイン。

「SONAGI MART(ソナギマート)」の店内には、CD・DVDや書籍をはじめ、ペンライトからフォトカードまで、さまざまな韓国アーティストのグッズがズラッと並びます。

©RIVERWALK KITAKYUSHU 2021

また、韓国発でいま話題のプリクラ風写真が撮れる「人生4カット」も登場。同店での設置分が北九州初上陸になるとのことです。日本のプリントシール機とは違い、“盛り”機能も“デコ”機能もありませんが、絶妙なおしゃれ感がたまらないと人気を集めているそうです。

16位 小倉北区木町に「韓国ごはん ファジョン食堂」オープン

10月、小倉北区木町に韓国料理店「韓国ごはん ファジョン食堂」がオープン。18位から3連続で「韓国」に関するお店オープンに関する記事が入りました。“韓流熱”を感じます!

ランチメニュー「スンドゥブ定食」には本場韓国の食堂のように惣菜がたくさんついており、取材日はナムル4種とチヂミ、サラダなど、10品以上がズラリと並びました。惣菜は日替わりで内容が変わるそう。ディナー営業では、単品メニュー以外に加え、「サムギョプサルコース」と「ナッコプセコース」のコースもあるとのことです。

15位 小倉南区葛原にベーカリー「小麦の奴隷」オープン

名物「ザックザクカレーパン」で知られるベーカリーブランド「小麦の奴隷」。北九州2店目となる「小麦の奴隷 北九州葛原店」が、12月にオープンしたことを伝える記事がランクイン。

多彩なパンの中でも注目は、進化系カレーパン「NEOカレーパン」の代表的存在としても注目を集めている「ザックザクカレーパン」。ジャガイモがたっぷり詰められたルーとの調和が良い、独自開発の生地を使用し、パンの周囲全体にクルトンを貼り付けて揚げるカレーパンは、香ばしくザックザクとした心地良い食感が特長的。「カレーパングランプリ2020」で金賞を受賞した一品です。

14位 八幡西区鷹の巣にラーメン店「クモノウエ」がオープン

9月、八幡西区鷹の巣にラーメン店「クモノウエ」がオープンしました。オーナーは佐賀県で人気を博しているラーメン店「いちげん。」で修業をしたといい、多くのラーメン通、「いちげん。」ファンからは「佐賀の味を再現できている」と好評です。

「のり玉ラーメン」や「クモノウエラーメン」、スタンダードな「ラーメン」など、全7種類のラーメンがあります。

13位 小倉北区白銀にラーメン店「白銀亭」オープン

11月にオープンしたラーメン屋「白銀亭(しらがねてい)」の記事が13位に入りました。ラーメン人気もやはり根強いです!

編集部が取材に訪れたのはオープン初日である18日。オープン日から3日間限定で、通常650円の「ラーメン」をオープン記念として1杯100円で味わうことができるお得なキャンペーン中だったということもあり、この日は開店前から行列ができていました。

ラーメンは食べやすいスッキリタイプのとんこつスープ。ストレートの細麺とよく絡みます。ラーメン以外には、餃子やホルモン焼きなども用意しているとのことでした。

12位 小倉北・戸畑・八幡西区の6団体が「プレミアム付商品券」 11月から販売開始

北九州市では、商店街などが実施する「プレミアム付商品券」の発行を福岡県と連携して支援しています。

今年度はプレミアム率を20%に引き上げたお得な商品券が市内の商店街などで販売されていますが、11月には小倉北区・戸畑区・八幡西区の6団体が「プレミアム付商品券」の販売を開始(現在は販売終了)。

「お得だから」というのはもちろん注目ポイントではありますが、「地元を盛り上げたい」「地元経済のために」との思いを持った人が多かった人が、アクセス増につながったのかもしれません。

11位 シロヤ小倉店限定「ふるしゅわ台湾カステラ」新登場

サニーパンやオムレットなどが“北九州名物”として愛され続けている、人気ベーカリー「シロヤ」の記事がランクイン。6月、「シロヤ小倉店」に「ふるしゅわ台湾カステラ」が新登場しました。

小倉店限定の「ふるしゅわ台湾カステラ」は、同店が開発に数カ月をかけた自信作とのこと。味宝卵をたっぷり使っているというきめ細やかな生地は、食べると「しっとり」「ふわふわ」「しゅわしゅわ」です。そのまま味わうだけでなく、クリームを挟んだり、フレンチトーストのように香ばしく焼いてみたりして、アレンジしてみるのもおもしろいかもしれません。

10位 北九州市民は『魚介好き』 年間支出金額が全国1位の魚種とは?

10位に入ったのは総務省発表の「家計調査」を基に「北九州市民は魚介好きである」ことを紹介した記事。

総務省は毎月、「家計調査」として一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9000世帯の人を対象に、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを調査。併せて、品目ごとの支出金額と購入数量について、家計調査を基に都道府県庁所在市と政令指定都市を合わせた52の都市(東京は「東京都区部」)のランキングを発表し、その地域差を明らかにしています。

水産物に関する支出金額を調べると、北九州市は九州で唯一「魚介類」への支出金額でトップ10入りするなど、北九州市民は全国的に見ても「魚介好き」と言えることが分かりました。ちなみに、魚種別で北九州市が全国1位となったのは「いわし」。全国平均490円に対し、北九州市は1157円と2倍以上の金額でした。

9位 「ビエラ小倉」2階飲食ゾーンが7月30日オープン 九州初上陸含む2店舗が小倉初登場

JR西日本不動産開発株式会社が展開する「VIERRA」ブランドの九州初店舗となる「VIERRA(ビエラ)小倉」。小倉駅新幹線改札口のすぐそばにあり、駅を利用する人や近隣で働くオフィスワーカーの人たちにとっても、さまざまなシーンで利用しやすい施設であることから注目を集め、9位にランクイン。

6月末に3階カフェ・物販ゾーン(16店舗)が先行オープンしましたが、7月30日に2階飲食ゾーン(8店舗)もオープン。今回のリニューアルコンセプト「Drop by Hangout – 都市の中のみんなのサードプレイス – 」の目玉となる大型カフェとして「コメダ珈琲店」が出店するほか、新業態として九州初上陸となる「ごまそば 高田屋」、小倉初出店の「スパゲティーのパンチョ」など、多彩なジャンルの飲食店が登場しています。

8位 「鍋」でカレーが出てくる「カレーしか勝たん」 小倉北区日明にオープン

10月、北九州初出店となる「カレーしか勝たん 日明店」がオープン。ここ最近の飲食店はインパクトのある店名も多いですが、当店はその中でも特に目立っていたかもしれません。お皿代わりに「鍋」で提供されるのも人気の秘密となっています。

こだわりのカレーを存分に味わえるよう、メニューはシンプルにカレーライスのみ。そこにとんかつやコロッケ、唐揚げなどのトッピングを追加したり、辛さの追加をしたりと、自分好みのカレーにカスタマイズが可能です。

7位 門司港にカフェ「gifff(ジフ)」オープン

7月、門司港駅から徒歩7分ほどの場所にカフェ「gifff」がオープン。小倉北区魚町にある人気カフェ「DAISY(デイジー)」の姉妹店でもあります。

可愛いスイーツのお店が7位にランクインしました。

メニューは、かき氷をはじめ、ダッチベイビー、クッキーチーズケーキ、マカロン、スモアクッキー。その他、多彩なドリンクが揃っています。ドリンクはテイクアウト専用のメニューも用意されています。オープンしたのは夏場だったため、かき氷の上の“流氷”に自分の手でシロクマをのせて仕上げる「ホッキョクグマ(レモン味)」などの「かき氷」メニューが人気でした。

6位 北九州初出店「餃子の雪松」が小倉と若松に同時オープン

11月、北九州初出店となる24時間営業の冷凍餃子無人直売所「餃子の雪松」が小倉と若松の2カ所で同時オープン。群馬県水上の名店「雪松」の味を再現した冷凍餃子を、24時間・年中無休の店舗でいつでも購入できます。1包み36個入り1000円。支払いは料金箱へ直接入れる仕組みとなっています。

国産にこだわるキャベツは季節によって産地を変更し、通年雪松の餃子に合うものを使用するなど、秘伝の味を完全再現するために、数々の試行錯誤を重ね、厳格な管理の中、すべて自社工場で生産されているそうです。

同店に限らず、市内には無人販売店舗が増えているとの情報も。なるべく人との接触を避けたいコロナ禍ならではの注目度の高さなのかもしれません。

5位 北九州市の人口減少数 全国ワースト1位はいつから?

総務省が11月に発表した令和2年国勢調査「人口等基本集計」で、「人口減少数は北九州市が最も多い」ことが分かったことを紹介した記事が第5位。地元の人口減少はやはり気になりますね。

人口減少数ワースト1位と聞くと、どうしてもネガティブな印象を受けますが、そもそも北九州市は全国的に見れば比較的人口の多い都市。2005年国勢調査で100万人を割ったものの、20年現在で約94万人の人口を有しており、これは県庁所在地を除く都市では神奈川県川崎市に次ぐ第2位です。

また、北九州市が新たに取り組んでいる、若者を呼び込む「New U」プロジェクトをはじめとするさまざまなシティプロモーションや移住施策を実施しており、流入の増加及び流出の低減に努めていることも、併せて紹介しました。

4位 小倉・平和通りに韓国チキン専門店「ネネチキン」が北九州初上陸

世界で1300店舗展開する韓国チキン専門店「ネネチキン」。北九州初上陸となる「ネネチキン 小倉店」が7月にグランドオープンしました。「韓流」強しで、第4位にランクインしました。

看板メニューは、国産若鶏を使用し、 手作業で丁寧な下処理が行われたチキンの数々。「スノーウィングチキン」「ヤンニョムチキン」「フライドチキン」「カルビ味チキン」「ホットブリングチキン」の5種類の味を用意。いずれも骨付きと骨なしから選ぶことができます。アツアツはもちろん、冷めてもしっかりジューシーなうま味を感じることができるといいます。テーブルに用意されているビニール手袋を着け、韓国ドラマのワンシーンのように手づかみで骨付きチキンを頬張る人たちの姿も多く見られました。

3位 小倉・京町銀天街に台湾カステラ「Fralito-Fwalito(ふらりとふわりと)」オープン

7月、小倉北区・京町銀天街にいわゆる台湾カステラのお店「Fralito-Fwalito」がオープン。看板商品は、3つのこだわりが詰まった「ふらふわカステラ」です。韓国に続き、第3位には台湾からの風が舞い込みました!

あえて大きな型で焼きあげるのではなく、個別の型に型紙を入れて、それぞれ生地の重さを計りながら手間暇かけて焼成していること。個別の型で焼成することで、生地の下半分にはしっかりと“しゅわっしゅぁ”とした目の詰まった食感を出しつつ、上半分は“ふわぁっふぁ”な生地を実現することに成功したといいます。

店頭には、「ふらふわカステラ」を使った手軽なスイーツ「ふらふわカステラクリーム」「ふらふわカステラカップ」も並びます。

2位 北九州市の『夜景』が暫定1位獲得 「日本新三大夜景都市」中間ランキング

11月、長崎市で開催された「世界夜景サミット」で、「日本新三大夜景都市」の中間報告があり、北九州市がランキング1位(暫定)となったことが発表されました。こちらを取り上げた記事が第2位に!やっぱり地元の明るいニュースは嬉しいですね。

「日本新三大夜景都市」は、3年に1度、全国約6100人の夜景観光士による投票によって決定するもの。今回の中間報告は約半数の投票結果を集計したランキングとなり、第3位は「長崎市」、第2位は「神戸市」、第1位を「北九州市」が獲得しました。

次回、2022年3月に開催予定の「夜景サミット in札幌」で最終ランキングが発表され、新たな「日本新三大夜景都市」が決定する予定となっています。北九州ノコトでももちろん取り上げます!

1位 スペースワールド跡地に来春オープン「(仮称)八幡東田プロジェクト」 2,000人以上の採用

2021年に公開した記事の中で最も多く読まれた記事は、みんな気になる『スペースワールド跡地』に関する記事でした!

2022年春オープンを予定している地域創生型商業施設「(仮称)八幡東田プロジェクト」。入居するテナントの情報など詳細はまだ未発表ですが、「アウトレットゾーン」のオープニングスタッフとして、出店企業合計で2,000人以上の採用が予定されている情報をキャッチ。SNSでも多くの人に注目されました。

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「(仮称)八幡東田プロジェクト」開業まではまだ期間がありますが、既にオープニングスタッフ(アルバイト・パート)の募集はスタートしていることは意外と知られていませんでした。施設オープンへの期待もあり、堂々の第1位に輝きました!

オープン情報&パン屋さん情報がランキング上位を独占

スイーツ・パン・飲食店などの新店オープン情報が多数ランクインする中、「2021年間アクセスランキング」の第1位となったのは、スペースワールド跡地に来春オープンする「(仮称)八幡東田プロジェクト」についての記事でした。着々と工事が進み、少しずつその姿が見えつつある今、どういった施設ができるのか楽しみに情報を待っている人が多かったからではないかと推察できます。

全体的な傾向としては、新型コロナウイルス第5波が落ち着き経済活動が再開された秋以降の記事に、より多くのアクセスが集まりました。また、「北九州市の人口減少数 全国ワースト1位はいつから?」や「北九州市民は『魚介好き』 年間支出金額が全国1位の魚種とは?」、「北九州市の『夜景』が暫定1位獲得 「日本新三大夜景都市」中間ランキング」など、わが街・北九州市に対する関心の高さも伺える結果となりました。

北九州の地域メディア「北九州ノコト」は、2022年も地元に根差した情報発信に努めます!

(北九州ノコト編集部)

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