循環型社会実現へ連携協定 雲仙市とメルカリなど

協定締結を報告した金澤市長(左から2人目)とメルカリ、ソウゾウの担当者=雲仙市吾妻町ふるさと会館

 長崎県雲仙市は22日、フリーマーケットアプリ運営のメルカリ(東京)、同社のグループ会社ソウゾウ(同)の2社と、地域経済活性化や循環型社会実現のための連携協定を締結した。県内自治体では初めて。
 協定に基づき、メルカリが同市内事業者向けにネットショップ開設などの講習会を開催。市がごみの分別や収集日を市民に知らせる「環境カレンダー」に、メルカリが日用品の再利用方法などを掲載し、ごみの減量を図る。フリーマーケットアプリでの売上金を市に寄付できるようにもする。
 同市吾妻町ふるさと会館で調印報告会があり、金澤秀三郎市長と両社の担当者が出席。金澤市長は「両社の技術と知見による支援をいただき大変心強い」、メルカリの高橋亮平政策企画参事は「自治体と民間で連携する循環型社会のモデルをつくりたい」と述べた。


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