パームスプリングス国際映画祭 新型コロナ感染拡大により2年連続中止へ

2022年パームスプリングス国際映画祭が、米国で新型コロナ感染の現状を踏まえ中止となった。パンデミックにより2021年に中止となっていた同映画祭は、2022年は1月7日から17日にかけて会場開催が予定されていたものの、現在オミクロン株が拡大を続けていることから、主催者側は中止を決定したという。

すでに先日、同映画祭のガラ中止を発表していたパームスプリングス国際映画協会は、開催自体を中止することについて「考慮を重ねた結果、我々の後援者、映画製作者、スタッフの安全を確かなものにするために最も責任ある決断だと感じています」と声明を発表している。

今年の受賞者は、来月15日に審査員団からオンラインで発表される一方、『エンターテイメント・トゥナイト』と共同開催のバーチャル映画ガラも予定されている。今回は、『ベルファスト』で脚本と監督を担ったケネス・ブラナーやカトリーナ・バルフ、ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ、ジュード・ヒルといったキャスト陣がヴァンガード賞、ジェニファー・ハドソンが歌手アレサ・フランクリン役を演じた『リスペクト』でチェアマン賞、ウィル・スミス主演作『ドリームプラン』のキャストがアンサンブル・パフォーマンス賞を授与されることが明らかになっているほか、ジェーン・カンピオン監督やジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルス、アンドリュー・ガーフィールド、クリステン・スチュワートらも受賞者に名を連ねている。

パームスプリングス国際映画祭は、2023年には会場開催を予定している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社