現役引退のシーガー デビュー日以降の1480試合出場はメジャー3位

日本時間12月30日、マリナーズ一筋で11年間プレーしたカイル・シーガーが現役引退を表明した。今回の決断にロックアウトは関係なく、スプリング・トレーニングのころから現役引退について考えていたという。非常に故障の少ない選手で、2011年7月7日のメジャーデビュー以降、故障者リスト入りしたのは2019年に左手の手術で5月下旬まで出遅れたときだけ。デビュー日以降の1480試合出場は、カルロス・サンタナ(1526試合)とエリック・ホズマー(1500試合)に次ぐメジャー3位の数字である。

マリナーズ一筋で11年間プレーしたシーガーは、マリナーズの通算成績ランキングでも多くの部門で上位にランクインしている。1480試合出場はエドガー・マルティネス(2055試合)、イチロー(1861試合)、ケン・グリフィーJr.(1685試合)に次ぐ球団史上4位、データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARでは通算36.9を記録しているが、これは野手ではグリフィーJr.(70.6)、マルティネス(68.4)、イチロー(56.4)、アレックス・ロドリゲス(38.1)に次ぐ球団史上5位となっている。

このほか、シーガーがトップ5にランクインしている主な部門は以下の通り。なお、現役ラストイヤーの35本塁打はデーブ・キングマンと並んでメジャー史上2位タイの数字である(1位は38本塁打のデービッド・オルティス)。マリナーズのファンに愛されたシーガーは、記録にも記憶にも残る好選手だった。

◆打席
1 エドガー・マルティネス 8674
2 イチロー 8536
3 ケン・グリフィーJr. 7250
4 カイル・シーガー 6204
5 ジェイ・ビューナー 5828

◆打数
1 イチロー 7907
2 エドガー・マルティネス 7213
3 ケン・グリフィーJr. 6317
4 カイル・シーガー 5561
5 ジェイ・ビューナー 4922

◆得点
1 エドガー・マルティネス 1219
2 イチロー 1181
3 ケン・グリフィーJr. 1113
4 ジェイ・ビューナー 789
5 カイル・シーガー 705

◆安打
1 イチロー 2542
2 エドガー・マルティネス 2247
3 ケン・グリフィーJr. 1843
4 カイル・シーガー 1395
5 ジェイ・ビューナー 1255

◆塁打
1 エドガー・マルティネス 3718
2 ケン・グリフィーJr. 3495
3 イチロー 3292
4 カイル・シーガー 2458
5 ジェイ・ビューナー 2445

◆二塁打
1 エドガー・マルティネス 514
2 ケン・グリフィーJr. 341
3 カイル・シーガー 309
4 イチロー 295
5 ジェイ・ビューナー 231

◆本塁打
1 ケン・グリフィーJr. 417
2 エドガー・マルティネス 309
3 ジェイ・ビューナー 307
4 カイル・シーガー 242
5 アレックス・ロドリゲス 189

◆打点
1 エドガー・マルティネス 1261
2 ケン・グリフィーJr. 1216
3 ジェイ・ビューナー 951
4 カイル・シーガー 807
5 アルビン・デービス 667

◆四球
1 エドガー・マルティネス 1283
2 ケン・グリフィーJr. 819
3 ジェイ・ビューナー 788
4 アルビン・デービス 672
5 カイル・シーガー 533

◆三振
1 ジェイ・ビューナー 1375
2 エドガー・マルティネス 1202
3 カイル・シーガー 1120
4 ケン・グリフィーJr. 1081
5 イチロー 800

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