【tvk根岸佑輔アナ】「プレイバック中継」スタジオトークは大暴走!? 熱烈LIVEの舞台裏

「プレイバック!横浜DeNAベイスターズ熱烈LIVE」のスタジオ風景

 月に1回程度、tvkのナイター中継を担当するアナウンサーが、日々の出来事やエピソードをコラムでお伝えします。今回は根岸佑輔アナウンサー。

 今月18日、約1年ぶりに「プレイバック!横浜DeNAベイスターズ熱烈LIVE」(以降プレイバック中継)を放送しました。tvkでは恒例番組として続けていきたいと考えていますが、「え、プレイバックって何?」という方もいるかもしれません。まずは、番組内容をご説明させていただきます。

 もともとは新型コロナウイルスの影響で2020年シーズンの開幕が延期になった時期に、「少しでも野球を楽しんで、野球不足・ベイスターズ不足を解消してもらおう」とのコンセプトで始まった企画です。過去の試合(基本的に勝ち試合)に、結果を分かった上での実況解説を新たにつけて生放送しています。

 最も大切にしているのが、ツイッターを最大限に活用して、ファンの方々と一緒に感情を共有すること。20年は三浦大輔投手(現監督)引退試合のプレイバックがトレンド日本一になるなど、ローカル局としては異例の反響をいただきました。

◆稀哲さんと大盛り上がり

 さて前置きが長くなりましたが、今回は6月1日の交流戦、福岡ソフトバンクホークス戦をプレイバック! 解説は森本稀哲さん、進行は根岸、瀬村アナウンサーのコンビでお届けしました。

 序盤から稀哲さんが生放送中に自ら番組ツイッターにツイートしたり、山崎康晃選手に「ヤスアキ、観てるんだろ!?」と呼び掛け、LINEでベイスターズに関する特ダネ情報をゲットして発表したりと大暴走(笑)。試合映像は再放送ですが、スタジオトークはまさに何が起こるか分からない「筋書きのないドラマ」状態です。

 中盤には、以前このコラムでも紹介した稀哲さんの特殊芸「リプレー検証解説」も、ご披露いただきました。過去のリプレー検証をプレイバックする「プレイバック!リプレー検証」というコーナーも。リプレーをリプレーするという頭がこんがらがりそうな内容ですが、大いに盛り上がりました。

 終盤には、このソフトバンク戦で先制タイムリーと逆転タイムリーを含む4安打を放った牧秀悟選手ご本人が登場! 当日は地元長野での野球教室からtvkに駆けつけてくれました。

 さらには前代未聞の本人によるプレイバック生解説も。打席での気持ちや、カウントが変わる中での心境の変化など、普通の中継では絶対に聞けない貴重なお話をうかがうことができました。

◆ファンの肌感、リアルに

 オフに稀哲さんや牧選手とお会いし、ベイスターズの話を2時間半もできるプレイバック中継は最高でした。また、紹介しきれないほどのツイートをいただいた視聴者の皆さま、tvk視聴エリア外の方も加わって盛り上げていただき、感謝しかございません!

 テレビはどうしても一方通行のメディア。リアルに視聴者の皆さんの反応を感じ、会話をするように一緒に楽しめる番組は、他にないと個人的には思っています。今後も「tvkの宝」として、プレイバック中継を大事にしていきたいと思っております。今後ともどうぞお付き合いください。

 ちなみに今回もトレンド国内トップ10入りは果たしましたが、次回は1位再獲得を目指しましょう(笑)。もちろん、ベイスターズ日本一決定戦のプレイバック中継で!!!

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