佐々木朗希vsマー君は実現する? 大抜擢の可能性も…12球団の開幕投手を最速予想

ロッテ・佐々木朗希(左)と楽天・田中将大【写真:荒川祐史】

2021年シーズンのタイトルホルダーたちも大役の可能性大

2022年のプロ野球は、3月25日にセ・パともにペナントレースが始まる。単なる143分の1という見方がある一方で、シーズンを占う重要な試合とも考えられる開幕戦。先発のマウンドには誰が上がるのか――。春季キャンプやオープン戦での結果で状況が変わることも十分あるが、現時点での「開幕投手」を最速で予想してみたい。

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注目のひとつが、2021年のクライマックスシリーズでも激突した楽天-ロッテ戦。巡り合わせによっては、球界熱視線の投げ合いが実現するかもしれない。楽天では、昨季チーム最多11勝を挙げた則本昂大や岸孝之、早川隆久、涌井秀章と候補が豊富だが、精神的支柱でもある田中将大を推したい。昨季は援護に恵まれず4勝にとどまったが、百戦錬磨の右腕にはもってこいの大役でもある。

一方のロッテは、昨季の実績ならチーム唯一の2桁勝利を挙げた小島和哉がいる。ただ、思い切って佐々木朗希を持ってくる可能性も十分考えられる。プロ2年目の昨季は3勝を挙げ、CSファーストステージ初戦でも好投を見せるなど大きく飛躍。3年目の進化を衝撃とともに開幕マウンドで披露すれば、チームが勢いに乗るのは間違いない。

日本一に輝いたヤクルトも、3年目を迎えた奥川恭伸が最有力候補のひとりになる。昨季同じく9勝を挙げた小川泰弘や成長著しい高橋奎二らも候補だが、将来の球界を背負う20歳に託したい。対戦する阪神は、順当にいけば昨季最多勝の青柳晃洋が担いそうだ。

パ・リーグ残りの2カードは、盤石のエース対決か。オリックス・山本由伸と西武・高橋光成、ソフトバンク・千賀滉大と日本ハム・上沢直之という対戦になるかもしれない。セ・リーグ残りの2カードも、順当な顔ぶれになる公算が高い。巨人・菅野智之と投げ合うのは、昨季2冠に輝いた中日・柳裕也。DeNAは、故障から復帰した今永昇太頼みの面が大きい。対する広島は、大瀬良大地を筆頭に、森下暢仁と九里亜蓮の三つ巴となりそうだ。

開幕投手は“チームの顔”。2022年シーズンはどんな熱い戦いから始まるのか。12人にだけ与えられる特別なマウンドをかけた争いにも、注目していきたい。

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(Full-Count編集部)

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