神奈川県警によると、県内での2021年交通事故死者(速報値)は累計137件142人(前年比＋2)となり、1948年以降の統計史上最少更新となった2019年の132人から2年連続で増加しました。大阪府(140人)を上回り、都道府県別の年間ワーストとなっています。7月には藤沢市で歩行者2人と大型バイクの衝突事故で3人が亡くなったほか、11月には横浜市戸塚区でワゴン車がバス停に突入しバス待ち客2人が亡くなっています。
なお、うち65歳以上の高齢者は65人(＋9)と半数弱を占めています。2月には箱根町で高齢夫妻が、7月には横須賀市で70代女性2人が亡くなる事故も発生しました。
■神奈川県内での2022年交通事故死者数(12月31日現在：計上日基準速報値)
【月別】
・ 1月：11人(－8) うち高齢者5人(－6)
・ 2月： 7人(－7) 4人(－1)
・ 3月：11人(－6) 6人(－1)
・ 4月： 9人(＋5) 5人(＋3)
・ 5月： 7人(±0) 3人(＋1)
・ 6月： 7人(－3) 2人(±0)
・ 7月：18人(＋4) 8人(＋3)
・ 8月： 9人(＋4) 4人(＋1)
・ 9月：17人(＋4) 7人(±0)
・10月：16人(＋6) 11人(＋7)
・11月：14人(＋2) 4人(＋2)
・12月：16人(＋1) 6人(±0)
・2.57日に1人の割合(上期3.48日/下期2.04日)
・都道府県別：総数1位 増減数12位T 増減率16位 人口10万人比45位
・年間死者数：2021年140人 20年132人 19年162人
うち高齢者： 56人 51人 67人
【市区町村別】
・横浜市：35件36人
5件6人：戸塚区
4件4人：中区
3件3人：神奈川区、保土ケ谷区、磯子区、青葉区、都筑区
2件2人：緑区、泉区、瀬谷区
1件1人：鶴見区、港南区、旭区、金沢区、港北区
・川崎市：13件13人
7件7人：川崎区
2件2人：多摩区
1件1人：幸区、中原区、高津区、麻生区
・相模原市：14件14人
6件6人：緑区
5件5人：中央区
3件3人：南区
・9件11人：藤沢市
・8件9人：横須賀市
・6件6人：厚木市
・4件4人：平塚市、三浦市
・3件3人：海老名市、秦野市、鎌倉市
・2件3人：箱根町
・2件2人：綾瀬市、座間市、小田原市、茅ヶ崎市、逗子市、山北町
・1件1人：伊勢原市、愛川町、中井町、大井町、大磯町、葉山町、清川村
・高速：13件13人
6件6人：首都高速[川崎市川崎区 3件、横浜市鶴見区 2件、横浜市中区]
2件2人：東名[横浜市瀬谷区、松田町]、横浜横須賀道路[横浜市港南区、横浜市保土ケ谷区]
1件1人：横浜新道[横浜市戸塚区]、圏央道[相模原市緑区]、新湘南BP[茅ヶ崎市]
